
平日の 年後8 時、松山市鷹子町のマンショ ンの一 室に若い女性たちが集まっ てくる。人材育成・ ブライグルプロ デュ ース 業の田中浩子さんが主宰する「 フィニッ シン グ。 セミナー」だ。
「 フィニッ シング」とは「 仕上げ」の 意味。受講生は若いOLや就職を控えた大学生。マナーやメークの講習を通じ「 すてきな大人」になる「 仕上げ」を目指す。この日のテーマは敬語。敬語の種類、尊敬語と謙譲語の違い、二重敬語とは何か ― 実例を交え論理的に説明する。テキス トはすべて田中さんの手作り。
「 敬語は言葉のエ チケッ トです。正しい 使い方を身に 付け、どんどん使っ てください」
真剣な表情で受講生がうなずく。景気低迷が長引く中、企業は新規採用を控え、既存の社員の能力向上のための研修に期待を寄せる。自主的に学ぶセミナーも花盛りだ。田中さんは松山の 企業で社員教育やビジネスマ ナーの 講師として活躍した後、ホテルの ブライグルプラン ナーなどを経て、2007 年に 独立。
人材育成事業では、セミナーのほか、企業や大学での 研修・ 講座、就職活動の 個人指導など幅広く手がける。田中さんが社会人の 必須条件として掲げるのがコ ミュ ニケーショ ン 能力。「 コ ミュ ニケーション 能力はいま、世代を間わず低下しています」。マ ナーや言葉遣いを徹底的に指導する。普段は柔らかな声と丁寧な口 調が、企業研修のときは一変する。
「 厳しいですよ。ビシビシやっ てます」。
時間を守れない社員は退出させる。だらだらと取り組む社員は大声でしかりとばす。
こ んなこともあっ た。昼休み後に 敬語やマ ナーのテス トを予告しておいたのに、全員がテキス トを置いて食事に出た。当然、結果は散々。
「 あなたたちはたとえ納期が迫っていても『 食事していたので、できませんでした』で済ませるんだ。ええ会社やねえ」たっぷり皮肉を込めた。「 そういうこ とで受講生が『 はっ 』となるんですね」。受講生が視線を合わせ、背筋がピン と伸びる。あとはしめたもの。
「 ほんの少しのきっかけで人は変われます。ビジネスマナーや言葉遣い、相手への思いやりを身に付ければ、誰もが職場の中で輝く存在になれるんです」
職場で輝くすてきな大人に
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