#19 5/31 TOHOシネマズ日比谷


作品愛に溢れたファンのための続編に感涙!

(C)2021 Paramount Pictures Corporation. 

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トップガン マーヴェリック


昇進もせず未だ大佐としてパイロットを続けているマーヴェリック(トム・クルーズ)。軍記違反を犯して飛行停止処分になるかと思いきや、古巣のエリートパイロット養成機関トップガンの教官を命じられる。あるミッションを成し遂げられるパイロットを見極め、育てろという命令だったが、候補の中には亡き盟友グースの息子ルースター(マイルズ・テラー)がいた。


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ほとんどの人は音速の戦闘機に乗れる機会なんてない。それをスクリーンで実現してくれたのが「トップガン」。初見時、映画の表現力や人に与えられるものって無限だな、と感じ入り、僕の人生ベストにも名を連ねる名作だ。Blu-rayも持っている。


続編に名作なし…と言われているのかいないのか。裏切られるのも嫌なので、ハードルはそこそこ下げて満を持しての新作にトライ。少々エンタメに寄った感はあるが…ヤバいぞコレ。オープニングから前作へのリスペクト。秒で泣いた。


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グースの息子との関係が主体。語られる過去のエピソードから、前作後の消息がうかがえる。一方で相も変わらずプライドの張り合いを続けるパイロットたち。かつての自分達を見たマーヴェリックも、困ってるんだか懐かしんでるんだか(笑)。


ドッグファイトも顕在。これがないとトップガンじゃない。出来るだけ大きいスクリーンと上質な音響環境を大推奨。映像技術の発達とカメラワークで魅せた本作の「空」はただ爽快なだけでなく、恐怖さえも感じたのは製作者の意図だろうか。


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トムは否の打ちどころなし。寄るとさすがに重ねた年月は見えるけど(笑)。ネタバレじゃないようなので…実生活でがんと戦ったヴァル・キルマーが復活。闘病のアイスマンの設定に涙する。この復活はまさに三つ目のミラクル。


コシンスキー作品が多いテラーは弟子役がはまる。ジェニファー・コネリーのペニーは前作でも名前が出ているらしい。ルイス・プルマンは「インデペンデンスデイ」のビル・プルマンのご子息。エド・ハリスは「ライトスタッフ」へのリスペクトかな。


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本作の戦闘機はF-18。前作以降14→15と目まぐるしく変わる米国主力機だが、そうかすでに18も古いのか。バックファイヤーとシルエットが大好きな14と似てるのが「配慮」なのかな、と思ったり。そう、14は大好きなのよ。←思わせぶり(笑)


ケンカして、ピンチを一緒に乗り越えて絆が生まれる。この流れは定型。ミッション重視なのもエンタメっぽい。それでもリスペクトと愛に溢れたファンのための一本。見たかったものは全部見せてくれたので個人的に大好き。


冒頭から泣き、アイスマンに泣き、あれの登場に泣き、トニー・スコットの名に泣き…なんだ泣きっぱなしじゃんか。ファンだからしょうがない。



 DATA

監督:ジョセフ・コシンスキー/脚本:アーレン・クルーガー/エリック・ウォーレン・シンガー/クリストファー・マッカリー/音楽:ハンス・ジマー/レディガガ/ハロルド・フォルターメイヤー/製作:ジェリー・ブラッカイマー/トム・クルーズ

出演:トム・クルーズ/マイルズ・テラー/ジェニファー・コネリー/グレン・パウエル/モニカ・バルパロ/ルイス・プルマン/ヴァル・キルマー/ジョン・ハム/エド・ハリス



hiroでした。



トップガン←F-14愛!


オブリビオン←コシンスキー×トム


オンリーザブレイブ←コシンスキー×テラー