#13 4/1 TOHO_HIBIYA


一級役者が演じるダークヒーロー

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モービウス


先天性の血液病を持つ天才医師モービウス(ジャレッド・レト)は同じ病気の親友マイロ(マット・スミス)に治療方法を見つけることを約束していた。密かにコウモリのDNAを利用した研究を続けていたが、ついに治療薬が完成。自身の体で治験を試みるが、投薬により人の血を欲する凶暴なヴァンパイアと化してしまう。


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スパイダーマンノーウェイホーム」で一連のMCUから分岐したソニーズ・スパイダーマン・ユニバース。「ヴェノム」の2作に続く本作は過去のスパイディ作品ではお目にかかっていないキャラ。せっかくの「鮮度」なので情報カットで観賞。


あらすじに「ヴァンパイア」と書いたが、実はどのサイトにもそうは書いてない。血を欲するところはヴァンパイアだが、確かに十字架も大蒜も苦手ではなさそう。「蝙蝠人間」が近いがバットマンと命名するわけにもいかないだろうしね。


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インテリらしく医師らしい分析力で能力を制御。同じ力を持って暴走する親友マイロを救う戦い。マイロもマルティーヌ(アドリア・アルホナ)も少々理解が早すぎる気はするが…。長い作品が多い昨今、108分というコンパクトさも心地よい。


優れた聴覚や飛行等々、蝙蝠独特の能力の映像表現も試行錯誤。やや「解説」に頼っていたのは致し方なしか。ストーリーは先読みできる直球。映画慣れしている方々には物足りない。新キャラのプレゼンということで次作以降の掘り下げは期待してよい。


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「どうしちゃったんだよオレ」っていうレトの演技が素晴らしい。頭はいいから、何となく「どうしちゃった」かわかってる…そんな空気を出していたのもさすが。ダークヒーローアクションだって一級役者がやると見応えがある。


対峙するスミスはキャスティングの妙。マイロ役にピッタリ。誰かと思ったら「ラストナイト イン ソーホー」の優男じゃないか。ワイスピ組タイリース・ギブソンはいたけど何してた? マイケル・キートンはこれから何するの?


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図らずも異能を獲得してしまった悲劇の主人公。単品として面白い。この異能をコントロールしながら悪と戦う、という展開も真っ当。ところがモービウスはヴィランである。ヴェノムもヴィラン。流行りのヴィランものなのだが「悪」にピンとこない。


お約束のおまけ映像も今回は余計に感じた。次作の前フリなのだが、モービウスがスパイダーマンと戦う理由が今のところイメージできないので。まあ、腰を据えて見守っていきましょうか。



 DATA

監督:ダニエル・エスピノーサ/脚本:マット・サザマ/バーク・シャープレス/アート・マーカム/マット・ホロウェイ

出演:ジャレッド・レト/マット・スミス/アドリア・アルホナ/ジャレッド・ハリス/タイリース・ギブソン/マイケル・キートン



hiroでした。



スパイダーマンNWH←新展開へ!


ヴェノム2←こいつも目が離せない!


ラストナイト イン ソーホー←のアイツが出てた