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エンタメ作品の完成形!

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説


1935年、秘宝ヌルハチをめぐるマフィアとのトラブルで、相棒のショートラウンド(キー・ホイ・クァン)、クラブ歌手のウィリー(ケイト・キャプショー)と共に上海を脱出したインディ(ハリソン・フォード)。ところがマフィアの計略で脱出に使った飛行機はインドの山間部に墜落。命拾いした一行は貧しい村にたどり着く。村の長は宮殿に住みついた新しいマハラジャにより土地を守る石が盗まれ、子どもたちがさらわれたとインディに助けを乞う。



レジェンドシリーズ再見一気見の第2弾。もはや説明不要のアドベンチャー大作。本作からタイトルに「インディ・ジョーンズ」の冠号が使われたこともあり、前作「レイダース失われた聖櫃」よりも認知度が高いのではないかと。


オカルトチックな前作に対して本作は全編楽しいアトラクションムービー。老若男女が安心して観れることもあり地上波放送回数も前作より多いと思われる。冒頭からミュージカルショーが始まり、観る映画を間違えたかと錯覚(笑)。



ストーリーは前作を1年遡る。結果、戦争という重い空気を振り払い、コメディ大増量の良質エンタメ作品が出来上がった。本作は完全巻き込まれ型。ヴィランが政治も戦争も無関係な教祖様。正体はわからないままだが、話は全然難しくない。


前作はほぼインディ一人で戦っていたのが本作は3人のチーム。この肉食系歌姫ウィリー、口から生まれたような少年ショーティのチームが実は本作のツボ。それぞれとインディの掛け合いがコントのようで抱腹絶倒の連続。ショーティが可愛すぎる。



前作より1年だけ若い役のフォード。1年分の若さを意識したのか恋もアクションも元気ハツラツ。オーディションで大役を勝ち取ったキャプショー。出演後はスピルバーグの妻の座まで勝ち取り現在に至る。本作が文字通り人生の転機となった。


もう一人の相棒クァン。本作人気の原動力なのは間違いない。本作と「グーニーズ」といったハリウッド大作をきっかけに一躍スターに…と思いきやあっさり舞台裏に回り、今もジョナサン・キーの名で製作、武術指導など多くの作品に関わっている。



ザッツ冒険活劇。戦争だとか重い話は排除してひたすらエンタメ。冒頭のクラブの名前が「オビワン」だったり、多勢の敵に追われるシーンが「スターウォーズ」のパロディだったり、ネタも満載。トロッコチェイスのシーンはインディ名物。


例えばパパはインディ目線、ママはウィリー目線、お子さんはショーティ目線、で観るとか。冒険、ロマンス、コメディ、アクション、ホラー…いろんな要素が過不足なく詰め込まれた本作。全方位エンタメの完成形。楽しくないわけがない。



 DATA

監督:スティーヴン・スピルバーグ/製作総指揮・原案:ジョージ・ルーカス/製作総指揮:フランク・マーシャル/脚本:ウィラード・ハイク/グロリア・カッツ/音楽:ジョン・ウィリアムズ

出演:ハリソン・フォード/ケイト・キャプショー/キー・ホイ・クァン/アムリッシュ・プリ/ロシャン・セス/ラジ・シン/ロイ・チャオ/フィリップ・ストーン



hiroでした。



BTTF←このシリーズはスピルバーグ製作


ペンタゴン・ペイバーズ←スピルバーグ近作


ハムナプトラ2←こっちのパート2