NETFLIX鑑賞

日本のドラマのリメイク元
ミッドナイト・ランナー

警察官になるために警察大学に通う行動型のギジュン(パク・ソジュン)と思考型のヒヨル(カン・ハヌル)。事あるごとにぶつかる2人だったが、入学から2年が経過し互いに認め合うようになっていった。休暇を取ったある日、2人の目の前で誘拐事件が発生。警察に通報するが他の事件の捜査が優先され、誘拐の捜査が始まる様子がないなか、2人は学校で得た知識を武器に独自に誘拐犯を探す。


ドラマ「梨泰院クラス」にはまっていたのは初夏のこと。その主人公セロイことソジュン主演の映画作品を初見。ちなみに日本テレビ系列で放送された春期ドラマ「未満警察」(平野紫耀・中島健人主演)は本作のリメイク。1〜2話がほぼそのまま。

適度にコメディの混ざったバディ型ポリスアクション。誘拐事件とその真相などは至ってシンプルで連ドラクラスでふつうにあるレベル。が、微妙に「警察官ではない」視点は新鮮。銃は使わないので格闘が武器。そこに彼らの「若さ」が生きてくる。


急に強くなるわけじゃないのもリアル。一度は悪党にコテンパにやられて鍛え直す。つまり努力型。その時間が幾分冗長なんだけど、犯人の動きが鈍いおかげで解決には何とか間に合う。都合がいいのもフィクションだということで(笑)

やたらと「軍人さん?」と聞かれる。あちらは若い男の子もオシャレ→坊主頭なのは軍人か警察官ってことになるのかなと推測。軍役で誰もが一度は坊主頭になるから茶化してるのとは違うみたい。他国の文化に触れられるのも映画の醍醐味。


梨泰院の時も思ってたけどソジュンは背が高い。中学までマヂな野球少年だったとか。本作のキャラはピッタリではないか。その後、梨泰院でソジュンとガッツリ共演するリュ・ギョンスがチョイ役でいてニヤニヤ(笑)

相棒ハヌルはソジュンと同年代。ドラマがメインのソジュンに対してハヌルは映画メインのイメージ。ちなみに日本版では中島健人が演じた。ソジュンの役には平野紫耀。誘拐された高校生役イ・ホジョンは有名なフィギュアスケーターなんだって。


韓国警察のPR動画のようで、気楽に観れるエンタメ作品。シチュエーションとアクションが最大のウリ。尺も限られているから仕方ないのだが人物の掘り下げはあまりない。日本版は連ドラなので時間はあったから比べてもしょうがないね。


監督・製作・脚本:キム・ジュファン
出演:パク・ソジュン/カン・ハヌル/ソン・ドンイル/パク・ハソン/イ・ホジョン/リュ・ギョンス


hiroでした。