WOWOW鑑賞

知らなかった3作め
大脱出3

中国系ハイテク企業社長の娘ダヤ(マリース・ジョー)が何者かに誘拐される。彼女を守れなかったボディーガードのヤン(ハリー・シャムJr.)のポケットには見覚えのないブレスリン(シルヴェスター・スタローン)の名刺が残されていた。同じ頃ブレスリンはダヤの元恋人ロー(マックス・チャン)に秘密監獄に監禁されたダヤ救出の依頼を受ける。


「1」はスクリーン鑑賞。未見だった「2」はWOWOWで鑑賞。そして「3」の存在を知ってまたもWOWOW。とりあえずコンプリート。シュワちゃんガチ共演の「1」は好評。酷評の「2」も僕は楽しく観れた。で本作。

「2」ではサポートに回った感のあったブレスリンが再びメインに。頼れる相棒デローサ(デイヴ・バウティスタ)も前作より多め。そういうことなら原点回帰となりそうだが…全然乗っかれなかった。


チャイナマネーの影響でアジアキャストが増えるのは、カッコいいし、可愛いので構わない。問題は20人を超える製作総指揮。現場に来ないで口だけ出すプロジェクトのトップがこんなにいるわけだ。責任者は誰だ?

結果として人物相関も有耶無耶になりストーリーが希薄。誰が何のために、という行動原理も、そもそも発端は何だったのかすらもわかりづらくなる。低評価の作品はつい擁護したくなるんだけど、これはごめんなさい。


マックスを推しハリーも売り込みたいのだろう。二人とも見てくれもアクションもカッコいい。出演作が増えれば人気も出ると思う。スタローンやバウティスタをだしにした売り方、なんか納得いかないなぁ。

これまでブレスリンを助けてきたアビゲイル(ジェイミー・キング)とハッシュ(カーティス“50セント”ジャクソン)の扱いも何かぞんざい。もうローとヤンを主役にしちゃえばいいのに、って思う。


結局何を描き、何を伝えたかったのか。いろいろ露骨で、ストーリー以外のことで気が散った。第4作の企画もあるのですよね。本作ファンの方には申し訳ないが、僕はスクリーンで見ることはないと思う。

念のために、マックス&ハリーはホントにカッコいいことを再掲。


監督・脚本:ジョン・ハーツフェルド/脚本:マイルズ・チャップマン
出演:シルヴェスター・スタローン/マックス・チャン/ハリー・シャムJr./マリース・ジョー/デイヴ・バウティスタ/ジェイミー・キング/カーティス“50セント”ジャクソン/デヴォン・サワ/ラッセル・ウォン


hiroでした。