WOWOW鑑賞
監督:河合勇人/脚本:徳永友一/原作:赤坂アカ
hiroでした。
期待が高すぎたかぁ…
天才たちの恋愛頭脳戦
家柄のいいエリートが通う秀知院学園に特待生で入学した白銀御行(平野紫耀)は成績優秀で生徒会会長。副会長の四宮かぐや(橋本環奈)は旧財閥の令嬢。お互いのことが気になるものの「恋愛は先に告白したほうが主導権を握られる」と考え、何も行動できずにいる。2枚の映画チケットでさえも「どちらが誘うか」の駆け引きが繰り広げられる。
公開当時、主演の2人がテレビ出まくってたのを思い出す。環奈ちゃんを推すのは説明不要。平野くんも超がつく天然で、いい子なんだなーと思う。そんなわけで観ようか観まいか迷ってて結局スルー。WOWOWで初見。
「告白したら負け」という設定。「そもそも勝ち負けって何?」とは思うのだが原作ありき。それでも好きになってしまえば…に誘導されることは容易に想像できるのだから、ここはとりあえず乗ってしまおう。
序盤から2人の駆け引きが熱い。互いの腹の探り合いはコミックらしくて楽しい。一向に話が進まないのだが、こんなグダグダなやりとりこそが本作のキモなのだろう。幸先良いスタートに期待は膨らむ。
問題は最初が一番面白いということ。お互いに自分の本音に気付いて心が揺らぐ中盤から終盤は急激にトーンダウン。生徒会のその他二名を前フリなく友情枠で絡めてくるのも唐突。中途半端に真面目さが出ちゃったかな。
心の声の表現も「斉木楠雄〜」に寄りすぎ。環奈ちゃんかぶりであり、原作どおりかもしれない。それでも先にやられてる以上、変えなきゃいけないのがクリエイター。まんまじゃパクリと言われても反論できない。
環奈ちゃんは「斉木楠雄〜」でも文句なし。平野くん、大好きだけど、脚本があるとキャラ消えちゃうね。映画は向いてないのかも。佐野勇人は相変わらず苦手。池間夏海はいいね。高嶋政宏は必要だった?
もっとふざけて良かったと思う。ふざけ切ってさえいれば、パクリっぽくてもそれはオマージュになるのだが。期待してたので少々残念。同じ河合監督作でも「ニセコイ」は面白かったのになぁ。
監督:河合勇人/脚本:徳永友一/原作:赤坂アカ
出演:平野紫耀/橋本環奈/佐野勇人/浅川梨奈/ゆうたろう/池間夏海/堀田真由/どんぐり/高嶋政宏/佐藤二朗
hiroでした。