NETFLIX鑑賞

仲良し同窓会企画にあらず
エクスペンダブルズ

バーニー(シルヴェスター・スタローン)ら特殊任務の経験を持つ者の私設傭兵チーム・エクスペンダブルズにCIAのチャーチ(ブルース・ウィリス)が接触。中米の小さな島を占拠して麻薬ビジネスの拠点にしようとしているモンロー(エリック・ロバーツ)の暗殺依頼を受ける。仲間のリー(ジェイソン・ステイサム)と共に現地調査に向かったバーニーは金と暴力で支配される島の現状を目の当たりにする。


世は延長雇用が推奨されている。長年培ったスキルを活かして…なのだそうだが、当方60までの時間がやっと見えたてきたところ。いつまで働かされるのか…だよね。年金の出し渋りじゃん、とも思ってしまうわけで。

元軍人や元エージェント等々々、彼らのスキルは戦闘であり火器であり肉体である。若くないと相当キツい。それでもおじさんたちは正々堂々現役世代に立ち向かう。負けないのは映画的ではあるが夢があって良い(笑)


「アクション映画の同窓会」と突っ込んだ初見。ランボー、ドラコ、マクレーンにターミネーターとくればそう思う。で再見。同窓会前提でのんびり鑑賞してみると、実はコレ、結構ちゃんと作られてることに気づく。

よくあるストーリーだが、島を救う理由は経験を積んだおじさんだからこそ。巻き込まれた人々を救えるのに救わなかった過去を引きずるおじさんたち。ヒロインへのラブで完結する若者のお話は見飽きたものね。


ちゃんと作った監督がスタローンご本人で脚本も担当。元々監督・脚本作品は多い彼。この頃から作品に「温かみ」みたいのが滲んできてる気がする。相棒役にはステイサム。このメンバーだとピッチピチの若手。

ミッキー・ロークはアクション封印だが重要なポジション。ドルフ・ラングレンは復活の足がかりになったかも。ジェット・リーは序盤の絡みが物足りない。ウィリスとアーノルド・シュワルツェネッガーはゲスト?


企画モノと思っていたが、映画はやはり二度観たほうがいい。なんでおじさんが闘うの?…おじさんにはおじさんの闘う理由があるのですよね。監督として脚本家として一皮剥けたスタローンはまだまだ成長途上。

本作でお近づきになったスタローンとステイサム。この共演を機に自分用に書いていた脚本をステイサムに譲ったのが「バトル・フロント」なのだとか。シュワちゃんとはこの後「大脱出」でガッツリ共演。


監督・脚本:シルヴェスター・スタローン/脚本:デヴィッド・キャラハム
出演:シルヴェスター・スタローン/ジェイソン・ステイサム/ドルフ・ラングレン/ジェット・リー/デヴィッド・ザヤス/ジゼル・イティエ/エリック・ロバーツ/ランディ・クートゥア/テリー・クルーズ/アーノルド・シュワルツェネッガー/ブルース・ウィリス/ミッキー・ローク


hiroでした。


クリード/炎の宿敵


ダイハード/ラストデイ


ターミネーター2


大脱出