NETFLIX鑑賞

キッズ向けと侮るべからず
トランスフォーマー

カタールの米軍施設が謎の敵の襲撃を受けて壊滅。生き延びたレノックス(ジョシュ・デュアメル)らは本国との連絡手段を探る。同じ頃、先祖に探検家を持つ高校生サム(シャイア・ラブーフ)は中古車を購入し、憧れのミカエラ(ミーガン・フォックス)を誘おうとすると車は奇妙な故障を続ける。一方、カタールの異変を確認した国防省は謎の電子音を解析中、大統領専用機がハッキングされていることを知る。


2007年公開。劇場未見だけどテレビは何度も(笑)。日本のトイ&アニメを元ネタにトイの権利者ハスブロとスピルバーグとベイがタッグを組んだ娯楽超大作。劇場休館期間中にシリーズ一気見を画策。

13年前の作品になるのだがVFXは今見ても目を見張る。トランスフォームの早さもさることながら、誤魔化しの効かない明るい屋外でやる勇気とそれに応える技術。初見時は話が入ってこないくらい興奮したなぁ。


「お子様向け」と指摘されるお話も実はなかなかな構造。レノックスら軍人部隊とマギー(レイチェル・テイラー)らITユニット、そしてサムらホームコメディチーム。別ドラマみたいな面々が自然に集結する脚本は見事。

それぞれドラマの定形に嵌まってるので「お約束」のオンパレード。軍人さんの「ゴーゴーゴー」あり、情報分析にやさぐれハッカーが登場したり、人類の危機とセクシーガールが同じように重要だったり。楽しい!


本シリーズ3作のセンターはじめ大作に引っ張りだこだったシャイア。私生活でいろいろあって今は迷走中(笑)。巻き返しなるか。4作目「ロストエイジ」以外は皆勤のジョシュとジョン・タトゥーロも影の功労者。

ベイに見出されたミーガンは求めるものと求められるもののギャップで巨匠スピルバーグとイザコザ。続編で降板後は地味目。「ワイルドスピード」レギュラーのタイリース・ギブソンは本シリーズも3作目まで出演。


定番ホームコメディが軸の笑って観れるエンタメ大作。ティーンエイジャーの青臭さも、バンブルビーの可愛らしさも、客層拡充に一役。それでいて最高の技術展覧会。良くも悪くもスピルバーグ・ワールドだ。

映画と関係ないが、リンキンパークのエンディング曲は歌友の十八番で、これがかなりうまい。


監督・製作総指揮:マイケル・ベイ/脚本:アレックス・カーツマン/ロベルト・オーチー/製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
出演:シャイア・ラブーフ/ミーガン・フォックス/ジョシュ・デュアメル/レイチェル・テイラー/タイリース・ギブソン/アンソニー・アンダーソン/ケヴィン・ダン/ジュリー・ホワイト/ジョン・タトゥーロ/ジョン・ヴォイト/ピーター・カレン/ヒューゴ・ウィーヴィング


hiroでした。