NETFLIX鑑賞

ご家族で安心してどうぞ!
ヒックとドラゴン

バイキングの島・バーク島では時おり現れては食料を奪うドラゴンとバイキングの闘いが続いていた。ドラゴンを殺して一人前とされる彼らにあって豪傑のリーダー・ストイック(ジェラルド・バトラー)の一人息子ヒック(ジェイ・バルジェル)がひ弱なのが心配の種。一方のヒックは強くて勇敢な少女アスティ(アメリカ・フェレーラ)に想いを寄せ、いつしか誰もが恐れるドラゴン・ナイトフューリーを仕留めることを目指していた。


イギリスの児童文学を「シュレック」のドリームワークスがアニメ化。再見のはずだがほとんど忘れてた(笑)。二度楽しめるのでそれもよし。結果的に「こんなに面白かったっけ!」だったのでなおよし。

みなさん思ってますよね…ステッチそっくりじゃん、と。それもそのはず、本作の監督コンビは「リロ&ステッチ」そのまんま。宣伝コピーにもそれ明記してるけど、本作はドリームワークス。問題ないんだね。


そういう理由からか「シュレック」のいわゆるお下品さは一掃。動物愛護、友情、成長等々徹頭徹尾にディズニーテイスト的空気が詰め込まれたアドベンチャー。なんてんたって「悪いやつ」が出てきませんもの。

主人公が「やればできる子」なのも近年の主流。腕っぷしじゃなく、勇気と工夫でピンチを乗り越える。クライマックスのトゥースとのバディ感は鳥肌もの。風を切る飛行シーンはツボすぎて羨ましい限り。


マッチョな父ストイック役はマッチョなバトラー。一際目立つビッグネーム。その他ヴォイスキャストはドラマやコメディアン中心。ジョナ・ヒルクリステン・ウィグあたりが映画好きにも馴染みがあるところ。

吹替で観たのだが日本語声優陣がほとんど知らない。有名人枠も芸人枠も無し。本国では大ヒットの本作だが、配給は今ひとつ力を入れてない印象。「2」の劇場公開もなかったかと。何かの忖度があったのかな。


自分の価値観を当てはめて、満たさない人は「ダメ」の烙印を押す。本当にダメなのか。価値観は人それぞれ。同じゴールに向かう道はたくさんある。価値観という物差しはなるべく多くの種類持っておきたい。

ビデオスルーの「2」、昨年公開の「3」は共に未見。機会があれば必ず観ますね。


監督・脚本:クリス・サンダース/ディーン・デュボア/脚本:ウィル・デイヴィス/原作:クレシッダ・コーウェル
出演:ジェイ•バルシェル/ジェラルド・バトラー/アメリカ・フェレーラ/クレイグ・ファーガソン/ジョナ・ヒル/T.J.ミラー/クリステン・ウィグ/クリストファー・ミンツ=ブラッセ/吹替:田谷隼/田中正彦/寿美菜子/岩崎ひろし/浅井孝行/南部雅一/村田詩織/宮里駿


hiroでした。