WOWOW鑑賞

ラブコメでも見て気分を和らげましょうよ
ニセコイ

高校生の一条楽(中島健人)は集英組組長の一人息子。集英組とアメリカギャング・ビーハイブとの抗争を止めるため、ビーハイブのボスの一人娘で同じ高校の転校生・桐崎千刺(中条あやみ)と恋人同士を演じる羽目になる。偽装デートの現場をクラスメイトに目撃され、学校でも公認のカップルとなった二人だが、楽は小野寺小咲(池間夏海)に恋心を抱いていた。


コミック原作とは知ってたけど「少年ジャンプ」にこういうラブコメがあったとは、と軽く驚く。コミック→アニメ→実写映画のパターン。監督は「チア☆ダン」かぐや様は告らせたい」のラブコメ職人河合隼人。初見。

原作比較はできないが、長い話をギュッと凝縮してるのでストーリーは粗い。映画版には明らかに不要なキャラがいるのはそのためだろう。コミックはキャラが命。原作ファンが喜ぶのなら、それはそれでいいのだが。


とはいえ普通に面白い。過剰演出も「そういうもの」と受け入れてしまえば気にもならない。ラブコメはラブコメで「らしい」演出があり「合っている」俳優がいる。その線を外していないのはさすがのラブコメ職人だ。

笑えるだけじゃダメ。恋バナが成立してないと「ラブコメ」じゃない。僕にとっては一番感情移入ができない部分(笑)。本作のラスト、腑にも落ちたし、楽の決断に意外とグッとくる。正直少し焦った(汗)。


ケンティ意外と映画との相性が良く、「銀の匙」「心が叫びたがってるんだ。」「未成年だけどコドモじゃない」と結構観てる。スクリーンの彼は好感度が高い。あやみちゃんと監督は「チア☆ダン」繋がりだね。

夏海ちゃんはこれから期待の人。島崎遥香加藤諒は後の「翔んで埼玉」(絡みなし)。キンプリ岸優太は半端な立ち位置でもったいない。横浜流星・山本舞香同様カラテ家の青野楓のアクションはもっと見たい。


説明不足な部分が気になる方はWikipediaででも検索すればよい。が、そもそも姿勢正して観るものでもない。ラブコメではそれはむしろ反則。ポテチでも広げて、姿勢を崩してから再生ボタンを押しましょう。


監督:河合隼人/脚本:小山正太/杉原憲明/原作:古味直志
出演:中島健人/中条あやみ/池間夏海/島崎遥香/青野楓/岸優太/加藤諒/松本まりか/GENKING/宅麻伸/団時朗/DAIGO


hiroでした。



銀の匙


心が叫びたがってるんだ。


未成年だけどコドモじゃない


翔んで埼玉