WOWOW鑑賞

美波ちゃん観戦用映画
賭ケグルイ

富裕層の子女が通う名門・私立百花王学園では生徒会主導のギャンブルによる階級制が維持されていた。謎の転校生・蛇喰夢子(じゃばみゆめこ、浜辺美波)はおっとりとした容姿と裏腹に賭け事に無類の勝負強さを見せる賭ケグルイ。学園を牛耳る生徒会の猛者を次々と倒して注目を浴びる。


浜辺美波ということで観たけど…失敗。プロローグがやけに雑だと思ったら、ドラマ版があったのね。この手の作品はキャラが命。あんだけ飛ばされると初見じゃわかるわけがない。事前情報なしにも程がある(笑)。

シチュエーションを把握して、キャラを覚えて、と大忙しの序盤。顔と名前を覚えるのがしんどくなったし、落ち着くまで時間かかったなー。終わってみると、覚えなきゃならないキャラは多くはない。まぁそんなもんだ。


夢子とつるんでる鈴井涼太(高杉真宙)と早乙女芽亜里(森川葵)。あとは木渡潤(矢本悠馬)、村雨天音(宮沢氷魚)、歩火樹絵里(福原遥)、犬八十夢(伊藤万理華)くらい押さえておけば本作鑑賞には十分。

ラスボスと思しき生徒会長桃喰綺羅莉(池田エライザ)との対戦はなし(原作でもまだやってないし)。生徒会の面々などはドラマですでに対戦済みだったりで、本作にほぼ関係なし。無視してよい。


嫌いな人はいないと思われる美波ちゃん。本作の振り幅の大きさは独壇場。こういう役柄と演出は間違いなく演者は楽しいよね。エライザはあまり動きもなく、メイクの時間のほうが長かったのでは(笑)

森川葵、福原遥、伊藤万理華らもいかにも楽しそうなんだけど、原作の味なのか英監督の癖なのか、どのキャラも同じテンションで少々しつこい。「普通」ができる高杉くんまで引っ張られちゃったかな。


JK版カイジなわけだが、学園モノの割に大人の存在が皆無。「カイジ」(苦手だけど)にはあった格差社会問題もなく、ただ勝ち負けのみ。コミックとしてなら面白いけど、映画としては正直キツい。

美波ちゃんでなかったら映画として成立してなかったかも。美波ちゃんを観るための作品なので、目的がそこなら満足いくと思うわけで。


監督・脚本:英勉/脚本:高野水登/原作:河本ほむら/尚村透
出演:浜辺美波/高杉真宙/森川葵/宮沢氷魚/福原遥/伊藤万理華/松田るか/岡本夏美/柳美稀/松村沙友理/小野寺晃良/中村ゆりか/三戸なつめ/矢本悠馬/池田エライザ


hiroでした。