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ほろ苦青春ラブコメディ!ゾンビだけど!
ゾンビランド

世の中の大半がゾンビ化した世界。オタクの大学生コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は故郷へ向かう道を歩いていると、屈強な男タラハシー(ウディ・ハレルソン)と出会い、行動を共にする。2人はトゥインキーを求めて入ったスーパーマーケットでウィチタ(エマ・ストーン)、リトルロック(アビゲイル・プレスリン)に会うが、騙されて武器と車を奪われてしまう。


初見。ゾンビという実在しないモンスター。今じゃバンパイヤレベルに市民権を得た。死んだらゾンビになる。感情はない。食欲しかない。喋らない。繁殖しない。そんな約束事をクリアしたらそこはゾンビワールド。

数あるゾンビ作品。スタートはホラーだったのに今じゃ青春モノだったり恋愛モノだったり。「ウォーキングデッド」だってホラーじゃなくサバイバルだものね。そんな亜種の走りだったのが本作じゃないかな。


ゾンビありきの世界。そんな世の中でも人は生きていく。人間不信のオタクくんが恋をして、仲間を作る。一人生き抜くために守ってきたルールも破る。一人じゃないってそういうことだし、だからこそいいのよね。

命がけのハードな旅も仲間がいれば楽しいロードムービー。トゥインキーや遊園地も彩りを加え、ゾンビワールドの青春ラブコメの快作。ちなみにトゥインキーとはあま〜い子供向けのケーキ菓子なんだってさ。


当時ナンバーワンの売れっ子はウディ。二番手の役ながらトップクレジットなのはそのため。実際「笑い」の重要なファクターは彼だった。主演ジェシーは「ソーシャルネットワーク」での大ブレイク直前。

今じゃ大物女優の一人エマはブレイクのかなり前。初認識は「ヘルプ」だったが、目力は今ほどでないかも。当時はエマよりも有名だったアビゲイル。天才子役と言われてたね。チョイ役406号さんはアンバー・ハード


さらに超大物ゲストもいる豪華キャスト。ブレイク前とはいえ、みなさん、ちゃんと成功しているのだからすごい。監督はミュージックビデオ出身のフライシャー。コメディセンスは後に「ヴェノム」でも光ってた。

しかし、このゾンビは足が速いな(笑)


監督:ルーベン・フライシャー/製作総指揮・脚本:レット・リース/ポール・ワーニック
出演:ジェシー・アイゼンバーグ/エマ・ストーン/アビゲイル・プレスリン/ウディ・ハレルソン/アンバー・ハード/ビル・マーレイ


hiroでした。