アジア初開催となったラグビーワールドカップ2019。南アフリカの3大会ぶり3度目の優勝で幕を閉じました。映画「インビクタス」でマット・デイモンが演じていたフランソワ・ピナールも決勝戦のスタンドにいたようですね。


我が家はTBSドラマ「ノーサイドゲーム」にハマった奥様が火付け役。盛り上がって「チケット取ろう」と思った時にはすでに日本戦のチケットは入手困難。…そう、盛り上がったとはいえ「ガンバレニッポン」レベルだったんですよね、最初は。

実は僕、学生の頃、大学ラグビーハマってまして、国立で早明戦とか観戦してました。ずいぶん見てなかったんですが、そういう下地もあり、開幕戦の日本対ロシアを観て当時の興奮が蘇りました。1トライ4点時代ですよ(笑)

でロシア戦。ランキング優位とはいえ、こういう大舞台で勝てないもんだよね、と思っていたのがまさかの(失礼な!)快勝。日本行けるかも、って思いました。

ここまでなら「ガンバレニッポン」だったんですよね。次の日でしたか、ニュージーランド対南アフリカという優勝候補同士の試合を観てたら、これがまたレベルが高い試合で。あきらかに、ここからハマりました。

以降、各国の試合を見始め、日本のロシア戦勝利の衝撃が小さくなった頃、アイルランド戦でラッキーパンチではなく勝つべくして勝った日本のゲームに感動。日本戦を追いかけつつ、中継のある各国の試合を観る生活を始めた結果、大会中、以下の17試合をまるまるフルで観ちゃいました。

(プール戦)
日本 対 ロシア
ニュージーランド 対 南アフリカ
アイルランド 対 スコットランド
イングランド 対 アメリカ
アイルランド 対 日本
ウェールズ 対 オーストラリア
スコットランド 対 サモア
南アフリカ 対 イタリア
日本 対 サモア
アイルランド 対サモア
日本 対 スコットランド
(トーナメント戦)
ウェールズ 対 フランス
南アフリカ 対 日本
ニュジーランド 対 イングランド
南アフリカ 対 ウェールズ
(ブロンズ)
ニュージーランド 対 ウェールズ
(ファイナル)
イングランド 対 南アフリカ

結果論。日本戦以外でも十分楽しめたのですが、すでに人気カードは高い席しか空いてなくて、結局観戦は無理でしたね。ファンゾーンも異様な盛り上がりで、日本戦などは入場制限。日本も頑張りましたもんね。優勝チームに負けたのだからしょうがない。



先日、金曜開催の3位決定戦なら、とようやくファンゾーン有楽町(会社から近い!)に初参戦。定時退勤したせいか思ってたより空いてました。ニュージーランドとはいえ3位決定戦だとこんなもんか、と思いきや…。

開始前から日本代表田中史朗、松田力也の登壇で盛り上がる。キックオフ後は生観戦さながら。入場者も3〜4割は外国の方でした。有楽町支持率は意外にも(失礼!)ウェールズ優勢でした。

前半終了。周りを見てビックリ。すでにスクリーンの前から出られないほどの人人人。日本戦でもないのにこの賑わい。これはホンモノだな、と思いました。


プール戦ではイングランド対アメリカを観てから、イングランドラグビーに惚れ、通して応援してました。準優勝は立派です。

大会通してベストマッチは、イングランド対アメリカも良かったのですが、何と言っても準決勝ニュージーランド対イングランド。試合開始直前のハカを迎え撃ったオーウェン・ファレル、ベストショットですね。次点はウェールズ対フランスの大逆転劇です。


3位を死守したニュージーランド。試合終了後の「お辞儀」を流行らせたのは彼らなんですよね。ソニー・ビル・ウィリアムスの試合後のこんなショットも心温まるものでした。


ベストパフォーマンスは南アフリカのデクラークで間違いなし。小さい体で無尽蔵な運動量。正確なキック。大きな選手に当たっても負けてない体幹。もう「欧米との差は体格の差」と言えなくなりましたよね。


優勝した南アフリカの選手、スタッフ、関係したみなさん、おめでとうございます。国内もいろいろ大変なところ、多人種なだけじゃなく、女性スタッフがとても多いボーダーレスな姿勢が伝わる素晴らしいチームだったと思います。

1か月半、楽しませていただいた、大会運営サイドの方々、ボランティアの方々にも感謝しかありません。

終わっちゃいましたね。ラグビーロスに陥りそうです。

twitterでもお付き合いのある方はご存知だったかと思いますが、楽しすぎたので、映画レビューとは関係ない話ですがこちらにもアップさせていただきました。



hiroでした。