51本目(10月29日鑑賞)

今度のロビンはフィジカルが凄い!
フッド:ザ・ビギニング

監督:オットー・バサースト/脚本:ベン・チャンドラー/デヴィッド・ジェームズ・ケリー
出演:タロン・エガートン/ジェイミー・フォックス/ベン・メンデルソーン/イヴ・ヒューソン/ティム・ミンチン/F・マーレイ・エイブラハム/ジェイミー・ドーナン

イングランドの地方領主ロビン(タロン・エガートン)は十字軍の遠征に徴兵され、無慈悲な殺戮を目の当たりにする。戦場で負傷して帰国するが、領地はノッティンガム州長官(ベン・メンデルソーン)が没収、心の支えだったマリアン(イヴ・ヒューソン)も新たな恋人と暮らしていた。長官に一矢を報いようとするロビンに戦場で命を助けた敵兵ジョン(ジェイミー・フォックス)がある計画を持ちかける。


ケヴィン・コスナー、ラッセル・クロウ…名だたるセクシー俳優が演じてきたキャラクター・ロビン・フッド。実在の人物ではないことを改めて調べたのは僕くらいか(笑)。

中世ヨーロッパの吟遊詩人が伝えた複数の英雄伝が混ざってロビンの伝説は生まれた。領主という設定は比較的新しく、古い伝承では単に革命集団のリーダーだったようだ。



本作、領主設定は生かしつつ「革命」路線が色濃い。教会権威を「悪」としたのは(裏切りとはいえ)攻めていた印象。現代中東事情もサラッと混ぜてたかな。

複雑な話じゃないのでアクションに没頭できる。矢のマシンガンのような連射に魅入る。まさに「矢継ぎ早」。矢の音、馬の走る音等々重低音が響く。これは劇場体験向き。


近頃、歌うま俳優に走っていたタロンくん。再びアクションフィールドで身体能力を遺憾なく発揮。ニヒルな笑顔がラグビーイングランド代表オーウェン・ファレルを彷彿。

相棒フォックスがポスト・コモン確定。メンデルソーンはもう少し捻った役でも良かったが、今回は正統派悪役。ジェイミー・ドーナンは続編があれば美味しい役だな。


歴史考証すると辻褄が合わないところもきっとある。ただし、実話じゃない。正史でもない。本作は、民衆が悪政に立ち向かったアクション・エンターテインメント。

物語をよく知らなくても問題なし。曖昧な記憶など切り捨てて、自由に超高速ボウアクションを楽しもう。



hiroでした。
♪愛しのロビンフ〜ッド様←古すぎ(笑)



脚本6 映像8 音響9 配役8 音楽8
39/50