WOWOW鑑賞

西部劇みたいなアクション映画
ドライヴ

表向きは自動車整備工とスタントマンとして暮らし、裏では巧みな運転テクニックで犯罪者の逃亡を助ける「逃し屋」の男(ライアン・ゴズリング)。アパートの隣人アイリーン(キャリー・マリガン)に心惹かれるが、彼女の夫(オスカー・アイザック)が刑務所から出所して帰ってきたことから、街のマフィアの抗争に巻き込まれる。


レフン監督の名を知らしめた一本を初見。昼と夜、光と闇、表と裏、そういう空気を作るのがレフンのカラーなのかな。…などと知った風に言っているがレフン作品は「ネオン・デーモン」しか観ていない。

本作「ネオン〜」よりストーリーがしっかりしてて、ちゃんとアクション映画。スタントマンで逃がし屋の設定を活かしきれてないものの、ゴズリングのかっこよさは際立っていたから、計算通りなのだろう。


何か秘密を持っている謎の男。放っておけばいいのに怒らせちゃう。かつての西部劇のガンマン、時代劇の浪人剣士、最近なら「イコライザー」とか「ジョン・ウィック」っぽい感じ。

もっとバイオレンスなのを想像してた。DV夫に悩まされる人妻とのロマンスとか。ところが夫はそんな悪いヤツじゃない。それでいてロマンスは成立。レフンの作る空気のチカラ技か。


ゴズリングは「L.A.ギャングストーリー」の直前。口の爪楊枝が西部劇っぽい。「ラ・ラ・ランド」の大ブレイクまで地味ブレイク期間が長かったのね。

キャリーが実力派なのは納得。だが「かわいい」と思ったのは本作が初かも。ママ役なのにね。「スターウォーズ」シリーズのオスカーがその夫役だった。


ラストに迎えるピンチは類い稀な格闘技術で迎え撃つ。なんでドライブテクニックじゃないのかが気になった。元軍の特殊部隊だとか裏設定があるのかしら。

結局男の素性はわからないまま。なので、続編を作ろうと思えば作れそうだが、まぁ完結してるからいいのかな。


監督:ニコラス・ウィンディング・レフン/原作:ジェイムズ・サリス/脚本:ホセイン・アミニ
出演:ライアン・ゴズリング/キャリー・マリガン/ブライアン・クランストン/クリスティナ・ヘンドリックス/ロン・パールマン/オスカー・アイザック/アルバート・ブルックス


hiroでした。


ネオン・デーモン ←レフン監督作品


L.A.ギャングストーリー ←ゴズの魅力爆発


ラ・ラ・ランド ←今やゴズの代表作