WOWOW鑑賞

ラブストーリーが突然に!
名探偵コナン から紅の恋歌

かるたの名門皐月会会長の阿知波(阪脩)と対談するために大阪のテレビ局を訪れた小五郎(小山力也)。付き添いで来ていたコナン(高山みなみ)、蘭(山崎和佳奈)らは西の名探偵と称される平次(堀川りょう)とガールフレンド和葉(宮村優子)と再会するが、テレビ局を狙った爆破事件に巻き込まれる。


言葉にできない想いを文字にする。本心を他の言葉に置き換えたり、旋律に合わせて韻を踏んだり。想いを表すのにあの手この手を駆使するのが雅。

誰々が誰々への想いを綴った歌。ちょっと待て、そんな秘めやかなはずの歌が、なぜ後世に残っているの? つまりフィクション? 今で言う流行歌?

百人一首ってベストヒットのプレイリストみたいなものなのでしょうか。詳しくなくてすいません。


そんな百人一首の札を取り合う競技かるた。「ちはやふる」で一気にメジャーになった。大人気シリーズ名探偵コナンもそれにあやかってみたら、新鮮な展開になった。

百人一首が題材でテーマは「初恋」。一向に進展しない新一(=コナン)と欄は置いといて、平次を巡る和葉と紅葉(ゆきのさつき)のトライアングル。

事件の真相も「初恋」がキーワード(見落としそうだが)。劇場版初参戦・大倉崇裕の脚本にブレがなくて好感。


置いとかれたコナンはアクション重視。冒頭からの絶体絶命ピンチを命からがらクリア。調査は阿笠博士(緒方賢一)と灰原(林原めぐみ)が大活躍。

それでも最後は平次のバイクスタントに持ってかれる。本作の主役は平次だな。

ゲスト声優は吉岡里帆宮川大輔。「?」だったけど、出番もほどほどで気にならず。



ミステリーからアクションへと進化した名探偵コナン・シリーズ。本作でついにラブストーリーに突入。名推理を見ることは、もうできないのだろうか(笑)


監督:静野孔文/脚本:大倉崇裕/原作:青山剛昌/音楽:大野克夫
出演:高山みなみ/堀川りょう/宮村優子/ゆきのさつき/阪脩/石川英郎/吉岡里帆/宮川大輔/林原めぐみ/小野大輔/勝生真沙子/緒方賢一/山崎和佳奈/小山力也/山口勝平


hiroでした。