NHK-BS鑑賞

 
想い出は美しすぎて♪
追 憶
 
監督:シドニー・ポラック/原作・脚本:アーサー・ローレンツ
出演:バーブラ・ストライサンド/ロバート・レッドフォード/ブラッドフォード・ディルマン/パトリック・オニール/ロイス・チャイルズ/スーザン・ブレイクリー
 
反戦運動に傾倒するケイティ(バーブラ・ストライサンド)。スポーツ万能の人気者ハベル(ロバート・レッドフォード)。同じ大学に通う二人はまったく接点のない境遇にありながら、どこか気になる存在だった。卒業して太平洋戦争が始まった頃、放送局で働くケイティと軍人となったハベルは偶然再会し一夜を共にする。
 
 
「想い出は美しい」という。過ぎてしまえば幸せな想い出だけが残るという。無意識のうちに脳が嫌な記憶を消す、というのも聞いたことがある。
 
ふむ、別れてもいい想い出だけが残るなら、経験値は上積みされ、次の恋へのモチベーションも上がる…というのも納得。無駄な恋なんてない。
 
そういえば亡き両親の嫌な記憶も少ない。口論した記憶さえ「嫌」な感情は薄まる。恋にしろ何にしろ情というのは人を豊かにし強くする。
 
 
シンガーとしてもアクトレスとしてもスターだったストライサンドと「明日に向かって撃て」で人気者になったレッドフォード。二大トップスター共演のラブロマンス作品。
 
性格も嗜好も真逆の二人の恋。ローレンツが自身の体験をもとにした原作を自らの脚本で映画化。後半には赤狩り時代のハリウッドが背景になっているのはそのためか。
 
今回初見。ちなみにレディー・ガガの「アリー /スター誕生」はストライサンドの「スタア誕生」のリメイク作品。
 
 
hiroの恋愛経験値の低さなのかな。評価の高い巨匠監督の作品ですが、正直、良さがわからず。
 
お互いどこに惹かれたのか。自分にないものを持っているから、だとしても、そのキッカケがよくわからない。喧嘩しては仲直り。そのキッカケもよくわからない。
 
特殊な関係でもない「ふつうの恋愛」だが、主演の二人は明らかにふつうでないオーラ。どこに焦点を合わせればいいのか。道に迷いっぱなしな2時間。
 
 
イケメン元夫と離婚後も友達。なんて素敵なんでしょう!…と賞賛するほどhiroも若くはない。主題歌を聴いて「あ、この曲か!」とわかったのは収穫。「いいところ」だけ覚えておこう。
 
 
 
hiroでした。