WOWOW鑑賞 春のホラーナイト①
お年寄り映画はホラーにまで進出！
ヴィジット
監督・脚本：Ｍ・ナイト・シャマラン
出演：オリヴィア・デヨング/エド・オクセンボウルド/ディアナ・ダナガン/ピーター・マクロビー/キャスリン・ハーン
母（キャスリン・ハーン）の両親（ディアナ・ダナガン、ピーター・マクロビー）の家に１週間泊まりに行くことになったベッカ（オリヴィア・デヨング）とタイラー（エド・オクセンボウルド）の姉弟。祖父母に歓迎される２人だったが、夜中に家の中を徘徊する祖母を見てしまう。翌朝、祖母は病気だと祖父に教えられるが、奇妙な出来事はそれだけではなかった。
そーきたかー。
ああいうことかな、こういうことかな、と予想は二転三転。ママの一言ですべて解明。そういうことなんだと。わかったときの恐怖とその後の緊張感たるや。
思い起こせばカウンセラーの話から繋がっている。あんなことも、こんなことも、伏線になっている。こういう脚本作業、楽しそう。
ところが本作、低評価。ホラー初心者には十分怖くて、面白かったけど。あっち方向行っちゃったらヤバそうなところも、踏みとどまってたし。
伏線と思わせておいての放置はいくつか。回収漏れなのか、意図したフェイクなのか。シャマラン作品はチェックが厳しい物件。期待されてるんだろうね。
低予算だそうだ。だから有名俳優は不在。姉オリヴィアちゃんは知的担当。クール女子が溜めた恐怖の放出はホラーに必須。弟エドくんは無鉄砲担当。無鉄砲がストーリーを動かし最後に竦む。これもホラーの王道。
ママ役キャスリンとジイジ役ピーターさんは割と華やかなキャリア。観た作品にもちょいちょい出演。出色はバアバ役のディアナ嬢。表情から動きから最高最恐なインパクト。
「老人ホラー」なる新ジャンル。「ドント・ブリーズ」ではモンスターまで生み出した。これは少子高齢化時代の新しい潮流。お年寄りメインの作品は、あらゆるジャンルでどんどん増える…すでに増えている。
hiroでした。