WOWOW鑑賞 シリーズ一気見④
三つ巴+謎の少女の新機軸に期待が膨らむ
監督:モンス・モーリンド/脚本:レン・ワイズマン/ジョン・ラヴィン/J・マイケル・ストラジンスキー/アリソン・バーネット/音楽:ポール・ハスリンジャー
出演:ケイト・ベッキンセイル/スティーヴン・レイ/マイケル・イーリー/テオ・ジェームズ/インディア・アイズリー/チャールズ・ダンス
アンダーワールドで闘争を繰り返していたヴァンパイアと狼族ライカン。やがて彼らの存在は人間の知るところとなり、人間の異種狩りが始まった。両種族から逃避行を続けるヴァンパイアのセリーン(ケイト・ベッキンセイル)とライカン・ヴァンパイアの混血種マイケルの二人にもその矛先は向けられ、セリーンは捕獲されて冷凍状態にされる。12年が経過したある日、何者かによってセリーンの冷凍が解除された。
ケイト、おかえり!
前作「ビギンズ」がスピンオフ。本筋に戻った第4作は新展開。4作目にして初の「次回へ続く」…1話完結しないのが云々…いや、ここまで来ちゃえばアリ。
前作お休みだったケイトの完全復活。これが何より。なんだかんだで、このシリーズはケイトありきだと実感。
ヴァンパイアVSライカンVS人間の三つ巴の構図。なんと複雑な…と思ったら案外シンプル。ネタバレっぽいので書かないけどね。本作脚本参加のワイズマンは1〜2作の監督。うん、シンプルがよい。
ウリのアクションは相変わらずのキレ。特に人間対ヴァンパイアは神速ヴァンパイアの圧勝。対ライカン戦も両手サブマシンガンで一蹴。弱かったCGもここに来て予算が確保できたのか格段の進歩。継続は力なり、だ。
全裸で登場したり、敵本陣に乗り込むくだりは「ターミネーター2」の影響か。謎の少女は「バイオハザード アポカリプス」っぽい。元々セリーンとアリスもかぶるし。派手な作りはメジャー路線を意識した印象。
ヴァンパイア、ライカン、人間の争い。それらすべてから追われるセリーン。この新機軸に謎の少女という起爆剤が持ち込まれた。行方不明のマイケルの動向も加え、物語は厚みを増す。
次は現時点での最新作。広げた風呂敷をどう畳むのか。楽しみだ。
hiroでした。