WOWOW鑑賞
そんなに見つめないで(笑)
監督:前田弘二/脚本:高田亮/原作:赤川次郎
出演:橋本環奈/長谷川博己/安藤政信/大野拓朗/宇野祥平/北村匠海/前田航基/柄本時生/古舘寛治/奥野瑛太/岡田義徳/鶴見辰吾/伊武雅刀/榎木孝明/武田鉄矢
両親を亡くし叔父の嗣夫(榎木孝明)に育てられた泉(橋本環奈)。暴力団目高組組長であることを泉に隠していた嗣夫だったが、敵対する浜口組のヒットマンによって殺され、唯一の血筋である泉は高校生のまま四代目組長となる。その目高組も一連の抗争の末に解散。今は土井(武田鉄矢)ら残った組員と商店街でカフェを営んでいた。
赤川次郎が「セーラー服と機関銃」のその後を描いた小説を映画化。前作は1981年、薬師丸ひろ子主演で映画化してヒット。新たに主人公・星泉を演じるのは千年アイドル橋本環奈。
つまりリメイクではなく続編。前作未見の方のための「これまでのあらすじ」的なものもあって親切。不評なのはしょうがない。どうしたって前作と比べるものね。
実は当時、ひろ子ちゃんファンだったhiroだけど、正直「セーラー服と〜」はあまり好きではなかった。なので本作、フラットな気持ちで観れた。
ひろ子ちゃんが醸していた大人でもない子どもでもないふわふわした感じはなかった。でも、今風のやんちゃさは環奈ならでは。ひろ子ちゃんには出せない味。今の高校生のほうが子どもなのかな、見た目じゃなく、中身がね。
などと言いつつ、環奈は好き。先日「銀魂」でダメ押しされたばかり。おっさんが言うのもキモイが取り敢えず可愛いだろ。長谷川博己は今まで観た中で一番こっこつけてた役かな。カッコいいからいいか。
安藤政信が加藤雅也とかぶる。武田鉄矢、伊武雅刀、榎木孝明らは裏切らないが発見もない。そんな中、宇野祥平が宇野祥平なので素晴らしい。前田兄(前田航基)もおる。「君の膵臓をたべたい」の北村匠海くんを発見して小さく嬌声…hiroは女子か⁉︎
「卒業」なのにいったい何を卒業したのだろう。最初から最後まで勢いだけでバタバタしてた印象。あの名ゼリフやヒット曲も無理やりねじ込んだ感。前作依存度の高さが気になる。
原作未読ゆえ、しょうがないのか映画スタッフの力量かは不明。ただ、人気作の続編にトライした勇気はGOOD。環奈版星泉を作ったのもよい。何より環奈が可愛いから、それで十分。
hiroでした。