WOWOW鑑賞
アメリカの今をえぐる!
監督:コンラッド・ヴァーノン/グレッグ・ティアナン/脚本・製作総指揮:カイル・ハンター/アリエル・シェイファー/脚本:セス・ローゲン/エヴァン・ゴールドバーグ/製作総指揮:ジョナ・ヒル/音楽:アラン・メンケン/クリストファー・レナーツ
出演:セス・ローゲン/クリスティン・ウィグ/ジョナ・ヒル/ジェームズ・フランコ/ポール・ラッド/デヴィッド・クラムホルツ/エドワード・ノートン
スーパーマーケットの朝、食品たちは自動ドアの向こうにある天国に行ける日を夢見て、神(人間)に選ばれる(購入される)ことを待ちわびていた。ところがドアの向こうから戻ってきたハニーマスタードが「天国なんて嘘だ」と騒ぎ始める。
主人公のソーセージとパンの関係がエロチック。この会話、聞かせられん、子供には…もっとも意味などわからんだろうが。
彼らが神と崇めている人間の所業も極悪非道のバイオレンス。調理されて食われる様が阿鼻叫喚の修羅場。そこは、ちっと笑った。そして食品たちの反撃も輪をかけてバイオレンス。
アメリカ映画はドラッグの扱いがホントに軽い。これが国民の意識レベルなのかな。ドラッグで失った映画人も多いというのに。本作のドラッグ扱いも共感できず。セックス表現も「AVかよ!」と。
食品ごとにまとめられた棚は「町」。イスラムもメキシカンもアジアンもいて、それぞれがコミュニティを形成。あの独裁者風やネイティヴ風もいる。ゲイもレズビアンもいる。そんな町の集合体であるスーパーマーケットは「アメリカ」そのものではないか。
肌の色、性的嗜好、様々な人々が同居して、善も悪も混在。この雑多な感じが今のアメリカなのか。それに対する作り手の主張があればよかったんだけど。
乗れなかった。
hiroでした。