WOWOW鑑賞 映像と肉声の真実③
スノーデンの肉声です
シチズンフォー スノーデンの暴露
監督:ローラ・ポイトラス/製作総指揮:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:エドワード・スノーデン/グレン・グリーンウォルド/ユーウェン・マカスキル
ドキュメンタリー監督のローラに「シチズンフォー」と名乗る元CIA職員が暗号化メールで接触してきた。NSA(アメリカ国家安全保障局)が国民の通信情報を秘密裏に収集しているというシチズンフォーの情報が正しいとみたローラは、2013年6月、香港でのインタビューの約束を取り付ける。
オリバー・ストーン監督の「スノーデン」では、冒頭ジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるスノーデンがローラの前に現れてインタビューが始まる。本作はまさにそのリアル映像。カメラの前にエドワード・スノーデン本人が座って語るドキュメンタリー。
「スノーデン」を先に観ていると、本作の映像を再現しているのがよくわかる。ドキュメンタリーの「慣れ」は必要だけど、余裕のある方はぜひ両作品を併せてご覧ください。
米政界を揺るがす大スキャンダルだ。サスペンスやスパイ映画でおなじみの通信傍受や盗聴。それがリアルに行われているという。
米政府も黙っていない。居場所が割れたら、逮捕劇が目の前で繰り広げられるかもしれない。香港のホテルの一室には、命をかけた緊張が充満する。
背景、関連情報の序盤。スノーデンのインタビューの中盤。終盤は米国政府・マスコミからの逃走。いわゆる「スノーデン事件」の流れが丁寧にわかりやすく構成。
スノーデンの覚悟やジャーナリストたちの戦いが、伝わるドキュメンタリーの迫力。ドキュメンタリーとして正しいかどうかはわからないけど、惹きこまれたことは事実。
スノーデンってどういう人生を送ってきたんだろう?…あぁ、映画「スノーデン」をもう一回観りゃいいんだ。
hiroでした。