WOWOW鑑賞 夏よ来い!アニメ祭③


さぁ旅立ちの時は今、重たく沈んだ錨を上げ♪
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ワンピース フィルム
ストロング・ワールド
 
監督:堺宗久/原案・製作総指揮:尾田栄一郎
出演:田中真弓/岡村明美/中井和哉/山口勝平/大谷育江/山口由里子/矢尾一樹/チョー/北島康介/皆藤愛子/水田わさび/中尾隆聖/竹中直人
 
空飛ぶ海賊船でルフィ(田中真弓)らの前に現れた金獅子のシキ(竹中直人)は、麦わら海賊団の航海士ナミ(岡村明美)を攫い、フワフワの実の能力でルフィたちを空に浮く島々に離散させた。島の住民に助けられたルフィらはシキの陰謀を知る。一度は完敗した麦わら海賊団だったが、ナミを取り戻し、シキの野望を打ち砕くため、再びシキの本拠に乗り込む。
 
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劇場版はオリジナル作品から「エピソード・オブ・アラバスタ」〜「エピソード・オブ・チョッパー」の総集編になり、再びオリジナルに戻る。その一発目がこれ。
 
劇場初見時は原作初期のエピソードと同じ設定に沈黙。せっかくのオリジナルなのに、と不満だった。ところが…。

4回目くらいかな、観たの。こんな面白かったっけ(笑)
 
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事件が起きて一度敗退、からのリベンジ。これワンピースのパターン。見事にそれを踏んでいる本作。パターンがつまりは安心。
 
キャラ設定から任侠映画好きとみていい原作の尾田栄一郎。任侠もパターンが命。本作のクライマックスは明らかに任侠映画のそれ。ワンピースとは「最後は必ずルフィがやっつける」という安心感なのだ。
 
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シキの悪行や計画を余計な説明なしに詳らかにしていく脚本はうまい。ラストバトルの討ち入りシーンは胸踊る。そこに至る経緯も自然で、原作者参加の妙。

それぞれの見せ場づくりも上々で、適材適所のチームワークもいい。一度敗れたルフィがシキをブッ飛ばした理由が「本気になったから」というのはご愛嬌。
 
♪いつの間にか大人になって
♪うっかりしてマトモになって
♪失った宝物を探しに行こう

Mr.Childrenの「fanfare」がエンディング。かつて少年だった大人へのメッセージ。ただいま結成25周年ドーム&スタジアムツアーの真っ最中!…ということで30日、東京ドーム参戦だ!(スタンド席だけど)



hiroでした。