30本目(3月27日観賞)

 
人間の慢心に鉄槌!
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キングコング:髑髏島の巨神
 
監督:ジョーダン・ボート=ロバーツ/脚本:ダン・ギルロイ/マックス・ボレンスタイン/ストーリー:ジョン・ゲイティンズ/美術:ステファン・デシャント/音楽:ヘンリー・ジャックマン
出演:トム・ヒドルストン/ブリー・ラーソン/サミュエル・L・ジャクソン/トビー・ケベル/シェー・ウィガム/ジェイソン・ミッチェル/トーマス・マン/ユージン・コルデロ/ジョン・オーティス/マーク・エバン・ジャクソン/ジョン・グッドマン/コリー・ホーキンス/ジン・ティエン/MIYAVI/ジョン・C・ライリー
 
ベトナム撤退が決まり、帰還準備をしていた陸軍ヘリ部隊のパッカード(サミュエル・L・ジャクソン)に、新しく発見された島に向かう調査隊の輸送と護衛の指令が下る。調査隊は政府機関ランドサットとモナークのラング(ジョン・グッドマン)ら5名と森林ガイドのコンラッド(トム・ヒドルストン)、カメラマンのウィーバー(ブリー・ラーソン)の7名。雲に覆われた島に辿り着いた一行は謎の巨大生物から思わぬ攻撃を受ける。
 
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圧倒。
 
過去作未見。はじめましてのキングコング。あ、他にもいらした、水牛さん、クモさん、鳥さん、タコさん、トカゲさん…。みんな、でか! なにこれ、まるで「ドクター・モローの島」で「ジュラシックパーク」。
 
そんな島に上陸した人間。ヤツらからみたら虫サイズで成す術なし。虫の気持ちを疑似体験。本作の主人公は怪獣たち。コングと宿敵大トカゲとのバトルは文字通り人間は蚊帳の外。
 
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2D通常スクリーンで観賞。冒頭から惜し気なく晒されるコングの脅威。蚊を叩くように破壊されるヘリ。アリを踏むように潰される人々。全方位からやってくる攻撃。あぁ後悔。絶対にIMAX向きだった。
 
来るんじゃなかったと後悔の登場人物たち。掘り下げは甘いが、十分キャラ立ち。戦う理由を取り上げられた陸軍。怪獣を証明したいモナーク。巻き込まれたランドサットと民間人。コングをめぐる立場と思惑が錯綜する。
 
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怪獣に蹂躙される人間たちはエゴの象徴。地球の支配者だという慢心への警鐘。さらに、第二次大戦末期、コングを目の当たりにする二人の日米兵のエピソード。戦っていた二人のその後の運命は平和へのメッセージ。日本兵役はMIYAVIなので嬉しい。
 
勝てるわけない巨神に挑むパッカード。怖えーよ、イっちゃってるよ、と戦慄。なのに、サル顔サミュエルとの睨み合いに、異種格闘技戦の興奮。サミュエル、勝てそうな気がする。
 
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エンディング後の予告にゾクゾク。kaijyu日本へのインスパイヤが半端ない。2020のオリピックイヤーに日米kaijyu決戦ですと? それに壁画が示すアレとアレは…。
 
想定以上の面白さ。コング体験はぜひスクリーンで。
 
 
 
hiroでした。
 
 
 
脚本8 映像9 音響10 配役8 音楽8
43/50