11本目(1月25日鑑賞)FP15
 
歌舞伎町、好きっす!
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新宿スワンⅡ
 
監督:園子温/原作:和久井健/脚本:水島力也
出演:綾野剛/浅野忠信/深水元基/広瀬アリス/久保田悠来/上地雄輔/高橋メアリージュン/中野裕太/桐山漣/中野英雄/豊原功補/金子ノブアキ/村上淳/要潤/神尾佑/笹野高史/山田優/伊勢谷友介/吉田鋼太郎/椎名桔平
 
新宿バーストと渋谷ハーレムのスカウト抗争が決着し平穏が訪れた歌舞伎町。バースト社長山城(豊原功補)は横浜進出を決意し、幹部の関(深水元基)と龍彦(綾野剛)を横浜に送る。横浜を仕切るウィザードの経営者滝(浅野忠信)と関には過去の因縁があり、バーストとウィザードの抗争が始まる。
 
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原作未読っす。前作未見っす。予備知識ゼロっす。フリパだから料金もゼロっす。
 
歌舞伎町は学生時代は酒に映画に大変お世話になった。沿線から外れ、すっかり行かなくなった。それでも、歌舞伎町に悪い印象はなく、むしろ好きな街。胡散臭いヤツはいるけど、一目でそれとわかる。近付いちゃいけない地域もそれらしいのでわかる。危険に近付かなければいい、わかりやすい街。
 
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本作、そんな歌舞伎町が舞台…と思いきや40%くらいは横浜(笑)。新宿・渋谷と制してシマ広げるって、ふつうは池袋だろうに。
 
ヤクザとは違う、と啖呵切ってても、拳銃と薬がないだけ?…どこが違うのかわからん。彼らの正義はどこにあるのか。
 
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前作未見でも話はわかる。前作持ち越し案件もわかる。が、龍彦の人となりが伝わらん。どんな過去があり、どうしてスカウトになったのか。彼に感情移入できないと、ただの抗争話。前作観てないhiroが悪い。
 
広瀬アリスは龍彦の優しさアピール役。いなくても話は成立。ダンスはかわいそうで泣けてきた。浅野の宿敵が深水、豊原の部下が伊勢谷友介というアンバランス。歌舞伎町や横浜にスカウトだらけの絵柄が不自然すぎる。セリフにセンスなく脚本がよく練れてない印象。うーん…。
 
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アクション監督が「るろうに剣心」の谷垣健治。迫力はあるが、現代の都会ではこじんまり見える。
 
龍彦を掘り下げている前作は面白かったんだろうな。山田孝之が出てたのもいいね。前作に頼った本作。龍彦の成長でもあれば見所だったが、龍彦は前作で完成してしまったのかな。「前作が好き」な方がご覧になれば、きっともっと面白い。
 
あ、伊勢谷はカッコよかった。上地雄輔もいいね。歌舞伎町の空気感が出てたのは◎。
 
 
hiroでした。
 
 
脚本4 映像8 音響7 配役6 音楽6
31/50