8本目(1月16日鑑賞)FP12

 
堤信長がステキです
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本能寺ホテル
 
監督:鈴木雅之/脚本:相沢友子/音楽:佐藤直紀
出演:綾瀬はるか/堤真一/濱田岳/平山浩行/田口浩正/高嶋政宏/近藤正臣/風間杜夫
 
婚約者(平山浩行)の親と会うために京都を訪れた繭子(綾瀬はるか)。ホテルの予約ミスで宿を探して歩いていると、ふと目に止まった本能寺ホテルで空き部屋を見つける。チェックインを済ませエレベーターに乗った繭子だったが、ドアが開くと、見たこともない景色が広がっていた。
 
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ライトタッチの歴史劇。軽い気持ちで。
 
物書きの末端の身としては身につまされる話題となってしまった本作。事の真相は不明だし、フリパだし(笑)、観てきた。
 
この手の話題に引きずられると、得てして観る前からフィルターがかかってしまう。それを意識して観れば、存外楽しめた。
 
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エンタメだしコメディだし実話じゃないし鈴木雅之だし。なので「史実と違う」のご指摘は控えめに。…とはいうものの言葉遣いや用語、歴史考証はもう少ししっかりしたほうがいい。
 
「本能寺の変の真相」などと宣伝を打っているが、言い過ぎ。あくまで「もしも」。ただし、この「もしも」の信長がかなり魅力的。少々理解が早すぎる気はするが。
 
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ただのドタバタにしないための繭子の存在。信長を自分探し師匠にしてしまう大胆さ。その信長、いいことを言う。「できないんじゃない。やろうとしないだけだ」…現代の婚約者の父の言葉とリンクする。「できることやのおて、やりたいことです」。このセリフはhiroにはビンビンくる。
 
過去とつながる設定が、システムのみで説明なしなのは消化不良。
 
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綾瀬はるか、堤真一はツーカー。そこに割って入れる濱田岳の存在感はすごい。高嶋政宏は柴田勝家に見えてしまうから困る。
 
風間杜夫はもっとミステリアス仕立てにすればスパイスになれたかも。近藤正臣は出ていたのを知らずにうれしい悲鳴。近藤さんの京言葉、ええなぁ。
 
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裏話は役者さんには関係ないので、作品は気にせずご覧になって良いのかと。豪華な宣伝の割にはコンパクトで楽しめる。「やりたいことって何だろう」…そんなことも考えさせてくれる。とにかく堤信長は素敵だ。
 
 
 
hiroでした。
Mさんがどんな脚本をかかれていたのかも気になるなぁ。
 
 
 
脚本6 映像6 音響6 配役8 音楽8
34/50