1本目(1月4日鑑賞)FP③

 
15歳の少女たち、それぞれの卒業
{25B9E6DB-1DE0-4F32-BA69-2CC2ECB8E012}
ポッピンQ
 
監督:宮原直樹/原作:東堂いずみ/脚本:荒井修子
出演:瀬戸麻沙美/井澤詩織/種崎敦美/小澤亜李/黒沢ともよ/羽佐間道夫/小野大輔/島崎和歌子
 
陸上競技の大会での負けを受け入れられない伊純(瀬戸麻沙美)、勉強に明け暮れ友達のいない蒼(井澤詩織)、ピアノが弾けなくなった小夏(種崎敦美)、自分の意見を主張できないあさひ(小澤亜李)、裏切りから人を信じられなくなった沙紀(黒沢ともよ)…何の繋がりもない15歳の少女が異世界・時の谷に集められた。
 
image

15歳だ。誰もがうまくいかない年頃。うまくいっててもうまくいってないと思う年頃。そういうもの。誰もが何かを抱えてる。
 
image
 
大人と言われ子どもと言われ。中学生が終わり高校生になる。「卒業して一体何がわかるというのか♪」…卒業を控え不安定な少女たちの心模様。このテーマはとてもよい。
 
image
 
東映アニメーション60周年記念作品。記念作品に既存ではなく新たなコンテンツで挑んだのは拍手。こういう挑戦は好き。
 
image
 
しかし、ターゲットは誰? 中学生に沁みるお話なのにダンスのシークエンスは小学生向き? キャラはラブライブな兄さん達を狙ってるようにも見える。
 
image

記念作品ゆえ詰め込みすぎたか。対象を広げすぎると、どの世代がググッとくればいいのか不明瞭。よいテーマだったので残念。
 
「続き」含みのラストも蛇足。…ってかもう作ってるっしょ。記念は記念として終止符を打った方が潔かったと思う。
 

 
hiroでした。
 
 
 
脚本7 映像6 音響6 配役6 音楽5
30/50