WOWOW鑑賞

 
クソ野郎たちの逆転劇
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ピエロがお前を嘲笑う
 
監督・脚本:バラン・ボー・オダー/脚本:ヤンチェ・フリーセ/音楽:ミヒャエル・カム
出演:トム・シリング/エリアス・ムバレク/ヴォータン・ヴィルケ・メーリング/アントニオ・モノーJr/ハンナー・ヘルツシュプルンク/トリーヌ・ディルホム/シュテファン・カンプヴィルト
 
子供の頃から目立たない存在だったベンヤミン(トム・シリング)は、憧れのマリ(ハンナー・ヘルツシュプルンク)の気を引こうと試験問題を盗むために大学に侵入。サーバーからデータをコピーするが失敗し、福祉活動従事の刑罰を受ける。そこで知り合ったマックス(エリアス・ムバレク)らにハッキングの腕を買われたベンヤミンはハッキングチーム・クレイを結成する。

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もっとヴァイオレンスでハードコアなイメージだった。全然違う。でもって思ってたより面白い。
 
ハッカーだ。サイバーテロだ。おなじみフィッシングなんかも登場する。そう、hiroを、みなさんをイライラさせるメールたち。こいつらがやってるわけだ。腹が立つ‼︎
 
そんなハッカーたちに神と崇められてるMRXがいる。こいつに認められたくて、犯行はエスカレート。政府や警察機関のサーバーに侵入して「どや⁉︎」ってなる。

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ところがこの神がどうもキナ臭い。で、クレイの面々が神にギャフンと言わせてやろうと奮戦する。
 
いろいろあってアウトローとなった面々。認められることがアイデンティティ。腹黒いMRXへの反撃。フィッシングメールを送るクソ野郎たちをいつの間にか応援してる。何だよこの爽やかさ。

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ドイツ映画である。知らない顔ばかり。トム・シリングの表情がどんどん変わっていくのがスゲえ。うまいよこの人。ハリウッドがリメイクするとかしないとか。またか…このメンバーでの続編が観たいのに。
 
ストーリーの詳細は内緒。いろんな仕掛けがある。クソ野郎たちがヒーローになる過程は観て楽しんでくださいな。

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「これドイツ映画?」
たまたま居間に顔を出した就活内定女子が言う。ドイツ語専攻で昨夏1カ月ほどドイツに行ってたことを思い出す。なんだ、ちゃんと勉強してんじゃん。
「やっぱわかるか?」
「何言ってるかはわかんないけど」
ちゃんとではなかったらしい…。
 
脚本が荒削りだけど、ヒロインが好みじゃないけど、テンポがあって音楽よくて若さがあって、面白い!
 
 
 
hiroでした。
この監督…「サマーウォーズ 」観たのかな。