HDD鑑賞

 
何度でも聞きたいあの名セリフ
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スピード
 
監督:ヤン・デ・ポン/脚本:グレアム・ヨスト/マーク・マンシーナ/ビリー・アイドル
出演:キアヌ・リーブス/デニス・ホッパー/サンドラ・ブロック/ジョー・モートン/ジェフ・ダニエルズ
 
ロス市警のジャック(キアヌ・リーブス)、ハリー(ジェフ・ダニエルズ)らの活躍で高層ビルのエレベーター爆破を阻止されたペイン(デニス・ホッパー)は、報復のためにジャックの目の前でバスを爆破。別のバスにも爆弾を仕掛け、時速50マイルを切ると爆発する、とジャックに予告する。その頃、アニー(サンドラ・ブロック)ら乗客を乗せたバスはハイウエイに向かっていた。
 
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傑作だな、これ!
 
みなさん、ご覧になってるという前提でいいっすかね。未見の方も難解ミステリーではないので、読まれてもたぶん大丈夫かと。
 
爆弾魔VS警察…単純でわかりやすい構図がよい。さらに、エレベーター~バス~地下鉄の3段オチ。一難去ってまた一難のパターンがテンポを生む。そう、まさにスピード。乗り物のスピードに加え、物語のスピードが何度観ても気持ちいい。

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ヤン・デ・ポン監督は撮影畑の出身。時に至近距離で、時に俯瞰で、観客の視点を自在に誘導。調べてみたらこれまた傑作「ダイハード」も彼の撮影だった。
 
ホッパーの爆弾魔の怪演が粘着質で、本作の土台。キアヌは坊主頭凛々しく惚れ惚れ。ジャックの相棒がジェフだったことは忘れていた。サンドラは本作で本格ブレイク。「エイリアン」のリプリー、「ターミネーター」のサラと並ぶ、闘うオンナ。

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クライマックス地下鉄戦より中盤バス戦が好き。たまたま居合わせた人々の一体感は、パニック映画の王道。マンシーナの有名な音楽が盛り上げる、床板抜きの脱出劇とカメラワークは「極限状況の恋は長続きしない」の名セリフが自然に腑に落ちる素敵シーン。
 
犯人との頭脳戦はいたってシンプル。観客に余計な頭を使わせずに「観せる」に拘った演出は、さすが撮影系。エンタメ精神ぎっしり詰まった、何度も観たくなる傑作。
 
ジャックとアニー…ホントに長続きしなかった続編オチまでは、想定していたのか否か?(笑)
 
 
 
hiroでした。