WOWOW鑑賞

湘南といえば、これ!
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波の数だけ抱きしめて

監督:馬場康夫/脚本:一色信幸/音楽:松任谷由実
出演:中山美穂/織田裕二/阪田マサノブ/松下由樹/勝村政信/矢島健一/別所哲也

真理子(中山美穂)、小杉(織田裕二)、芹沢(阪田マサノブ)、裕子(松下由樹)の4人は、茅ヶ崎のサーフショップが持つミニFMでバイトする大学生。茅ヶ崎から逗子まで、湘南一帯に電波が届くFM局になることを夢見ている。広告代理店の吉岡(別所哲也)の出現により、夢の現実味が高まるが、真理子に接近する吉岡の態度に小杉は面白くない。

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真理子は聴いたのかな、あの放送。…あ、未見の方、すいません。織田ちゃんがね、想いをね…言ったらダメですよね(笑)。

10年以上は確実に観ていない本作。ホイチョイ作品だと「私をスキーに連れてって」がダントツ人気だけどhiroはこれが一番。湘南映画普及委員としては当たり前。



舞台は1982年の湘南。hiroは高校生。年齢は登場人物の少し下、地域はど真ん中。あの頃イカした姉さんたちは、サーファーであってもなくても真っ黒。本作のミポリンも「朝はパン♪」の由樹ちゃんもマックロクロスケ。今の若い人は信じられんだろうな。織田ちゃんは今だに黒。

FM文化もあの頃からかな。湘南の海をハワイや米西海岸の海に見立てて、海沿いの国道をエアサプライなど流しながらドライブなんてのがトレンドだったかな。hiroは高校生なので無縁。FMは最近またきてません?

以上の事情、神奈川限定だったら申し訳ありません。



主人公の2人のモジモジも、ラインで告白しちゃう今の人はイライラすんのかな。スマホも携帯もなし。告白は直に伝える一発勝負。定石通り搔きまわし男もいて、モジモジもするよ、必死だもの。

紆余曲折があり、いよいよ想いを告げるラストチャンス。電波の特性と地形を利用したオチ。かなりうまく作り込んであったと思う。

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ホイチョイ作品の特徴が音楽。「私をスキーに連れてって」でユーミン、「彼女が水着に着替えたら」でサザン、で本作再びユーミンでフューチャリング。冒頭の「心ほどいて」は歌詞の情景を見事に再現してるので注目。「Valentine's RADIO」で盛り上げ、エンディングは「真冬のサーファー」。その他JDサウザーやTOTOもかっこいい。

海にまつわるほろ苦い青春談でも語れればよかったんだけど、キラキラした思い出はそれほど持ち合わせがない。湘南なら、当時より今の方がよく行っているくらいですよ。



hiroでした。