WOWOW鑑賞

 
あなたの幸せも見つかるかもしれない
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しあわせはどこにある
 
監督・脚本:ピーター・チェルソム/脚本:マリア・フォン・ヘランド/ティンカー・リンジー/原作:フランソワ・ルロール/編集:クラウス・ウェーリッシュ/音楽:ダン・マンガン/ジェシー・ジュボ
出演:サイモン・ペグ/ロザムンド・パイク/トニ・コレット/ステラン・スカルスガルド/ジャン・レノ/バリー・アトマス/クリストファー・プラマー
 
恋人クララ(ロザムンド・パイク)とロンドンで暮らす精神科医ヘクター(サイモン・ペグ)。クララは何事も完璧にこなす女性で、ヘクターは何もかも彼女に任せっきり。ある日のカウンセリングでクライアントから「遠くへ旅に出る」と予言されたヘクターは、抑えていた冒険心に火がつき、幸せ探しの旅に出る。
 
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幸せを探して世界へ。経済格差の激しい上海から物質的裕福と無縁の中国山間部(チベット?)、そして内戦の続くアフリカへ。幸せとお金、平和、命…様々な価値観に触れて回る旅。
 
最後に訪れたのは、学生時代の恩師(クリストファー・プラナー)と元カノ(トニ・コレット)のいるカリフォルニア。そこで、自分の幸せと向き合う主人公。観ている我々にも最後の最後で難題を突きつける。

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グラフィックでポップに見せる演出。金言の数々の中には琴線に触れる言葉があるかもしれない。幸せの押し売り感はなし。幸せの尺度は人それぞれ、といったところ。
 
富裕と貧困、天職、愛、家族、平和、命…その人の最も望むものを求めることが幸せ。あれもこれも望みたくなる気持ちを抑え、たった一つの望みを追うのが近道なようだ。

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サイモンのお人柄あっての本作。コメディからシリアスまでこなす器用さを発揮。いく先々で出会う人々が本作のキモ。銀行家ステラン・スカルスガルドはイケメンオヤジ度上昇中。アフリカ大麻密売の黒幕ジャン・レノはお得な役。
 
パイク、コレット…少々年齢層が高い中、名のわからない中国美女は何者?やだ、綺麗すぎ。アフリカ行きの飛行機内で出会った婦人や親戚一同も素晴らしかった。
 
正直、パイクはビジュアルも役柄も苦手。本作終盤、主人公の心の動きについていけなかった。でも、彼がいいのであれば、それでよい。(笑)
 
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英国版「LIFE!」、現代版「青い鳥」といった趣き。「LIFE!」は大好き作品。「まずは行動せよ」と背中を押してくれる。本作のほうは「自分にとっての幸せは何か」を考えさせられる。
 
hiroにとっての幸せって…あれもこれも…いかんいかん。
 
 
 
hiroでした。