24本目(4月27日鑑賞)

ヒーローになる時、それはいま♪
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アイアムアヒーロー

監督:佐藤信介/原作:花沢健吾/脚本:野木亜紀子/音楽:Nima Fakhrara
出演:大泉洋/有村架純/長澤まさみ/吉沢悠/岡田義徳/徳井優/マキタスポーツ/塚地武雅/片桐仁/片瀬那奈

感染すると凶暴になって人を襲う謎の感染症が流行する。売れない漫画家鈴木英雄(大泉洋)は、感染した恋人てっこ(片瀬那奈)に襲われ命からがら逃げ出すが、街はZQN(ゾキュン)と呼ばれる感染者が徘徊する異様な光景となっていた。なんとかタクシーを捕まえて、同乗した政治家(風間トオル)、女子高生(有村架純)と街を出ようと試みるが政治家が感染していて暴れだす。

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感染症の正体もわからず、咬まれたらヤバイとか、アタマを破壊すると死ぬとか、高い所なら大丈夫とか、経験則とか噂ばかり。鈴木英雄も我々も訳わからないままパニックのど真ん中。なんだこの不親切。でもって、なんだこの面白さ!

これ…「メイズ・ランナー」のアレ、放り込まれ系。主人公も何が起こるかわからない。我々もわからない。だから一緒にドキドキ。この一体感がいい。

ストーリーがいい。原作との一致は不明。きっと説明はあるのだろう。2時間程度の時間枠では詳細説明は不要。鈴木英雄が戦う理由。それが明確であればそれでよい。

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日本の本気のゾンビ映画と大好評。その造形にビビるらしい。ゾンビ耐性が問われるらしい。ゾンビloveなブロ友kitaco嬢に本気で心配された。心配されたことでビビった(笑)が、ご安心。大丈夫みたい、グロは。

ホラー・バイオレンスは苦手だったhiro。いろんな映画と出会って積んできた経験値。人は何歳になっても成長できるらしい。

本作、ゾンビ一体一体のキャラ付けが斬新。買い物に時間がかかる妻ゾンビ、高く飛びたいアスリートゾンビ。よくわからないスパイダーゾンビ。スタッフのゾンビloveだな。

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韓国まで行って大量ゾンビを撮影したスタッフがすごい。主要キャストに脂ののった人気者を当てたのも「ゾンビ=B級」の公式を破壊。

進化するダメ男。よくぞ大泉がいたものだ。緊迫した場面でとる笑い…誰でもできるわけではない。長澤まさみは頼れるオネエ。大泉と大河で共演中。架純ちゃんが止まらない。「ビリギャル」で火がついた彼女の女優魂。今年も主演作、出演作が続々。有村架純は走り続ける。

久しぶりの吉沢悠は彼史上最高の存在感。岡田義徳が楽しそう。すべてを振り払った片瀬さんには花束を。

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鈴木英雄はヒロミを守る。ZQNが何体いようと構わない。撃って撃って撃ちまくる。鈴木英雄は諦めない。腕が痺れても上がらなくても撃って撃って撃ちまくる。仁王立ちしたその背中。英雄はヒーローになった。



hiroでした。



脚本8 映像7 音響7 配役9 VFX9
40/50