WOWOW鑑賞

 
容疑者だらけの面白さ!
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フライト・ゲーム
 
監督:ジャウム・コレット=セラ/脚本:ジョン・W・リチャードソン/クリス・ローチ/ライアン・イングル/音楽:ジョン・オットマン
出演:リーアム・ニーソン/ジュリアン・ムーア/コリー・ストール/スクート・マクネイリー/ライナス・ローチ/ミシェル・ドッカリー/ルピタ・ニョンゴ
 
航空保安官のビル(リーアム・ニーソン)は、ニューヨーク発ロンドン行きの機内勤務中、不審なメールを受信する。「指定口座に1億5000万ドル振り込まないと20分ごとに1人ずつ機内の人間を殺す」…CAのナンシー(ミシェル・ドッカリー)、隣り合わせたジェン(ジュリアン・ムーア)らの協力を得て捜査を開始するが、犯人の巧みな誘導で、最初の犠牲者を自らの手で殺してしまう。さらに、犯人の指定口座がビル名義だとの情報によりビル自身が疑われる。
 
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コレット=セラ×リーアム・ニーソン3連弾(笑)。不特定多数の人物群。どの人も浅い縁なものだから、正体なんてわからない。これは一連の作品群の特徴か。
 
舞台は天空の密室・飛行機。機内に犯人がいる緊張感。乗客の面々…警官、チンピラ、医師、教師、IT技術者。パイロット、CA含めすべてが容疑者。自分も容疑者という異常事態。
 
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「航空保安官」とは…米国航空会社の安全性向上のために立ち上げた連邦航空保安局の捜査官。民間人に紛れてランダムに搭乗し、旅客やフライトの運行を監視する空のお忍び捜査官。
 
それを逆手に取った犯人との、逃げ場のない密室空間の攻防。アル中保安官とアレをアレしてる悪徳保安官を利用するあたりうまい。毎度ピンチに陥るリーアムの運命やいかに。

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リーアム祭中。なので、スマホが扱いづらそうな指だな、くらいで止めておく(ホント気になるのよ)。ジュリアンは「アリスのままで 」「ハンガーゲーム 」と前後してるはず。精力的。
 
見たことのない役者さんが多かったのは、意図的なものだろう。それなりの役者さんがいると、それなりの役だとバレちゃうもんね。フェイクキャラ含め、人の配置がうまい。

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ただ、真犯人が「なんだこいつか」感は否めない。動機も弱く、ビルが何を見て気付いたのかわかりづらかった。
 
それでも前半の緊張感はシャキッとする。メール画面を使った映像処理も今風。格闘封印で頭脳戦に終始したリーアムの狼狽ぶりも、よかったかも。
 
コレット=セラ×リーアム3部作、どれも面白かったよ~。
 
 
 
 
 
hiroでした。