HDD鑑賞

適材適所のコレット=セラ・マジック
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アンノウン

監督:ジャウム・コレット=セラ/原作:ディディエ・ヴァン・コーヴラール/脚本:スティーヴン・コーンウェル/オリヴァー・ブッチャー/音楽:ジョン・オットマン/アレキサンダー・ルッド
出演:リーアム・ニーソン/ダイアン・クルーガー/ジャニュアリー・ジョーンズ/エイダン・クイン/セバスチャン・コッホ/フランク・ランジェラ/ブルーノ・ガンツ

学会に主席するためにベルリンを訪れた植物学者マーティン(リーアム・ニーソン)と妻のエリザベス(ジャニュアリー・ジョーンズ)。紛失した荷物を探しに、一人、ジーナ(ダイアン・クルーガー)の運転するタクシーに乗ったマーティンだったが、不慮の事故で記憶の一部を失う。蘇生し、ホテルに戻ったマーティンはエリザベスを見つけるが、人違いだと言われる。

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誰も知らない異国の街で、自分が誰かもわかんない。これは途方にくれる。そんな不安に観る者を引き込む前半。緊張感に痺れる。

謎の女性タクシードライバー、元東ドイツのスパイ、マーティン旧知の学者…必要なキャラが順序よく登場する。それぞれの行動原理も自然。あれ、どっかでこれ…。

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そお、観たばかり書いたばかりの「ラン・オールナイト 」。リーアムつながりの再見(公開時に劇場鑑賞)だけど…監督も同じでびっくり。「フライトゲーム」も同じで二度びっくり。

リーアム、何歳になっても本格アクション・スター。コレット=セラ監督とのコンビ作品は、完成度も高くて嬉しい。未見の「フライトゲーム」も期待が高まる。

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ジャニュアリーは知的美女で、ニコール・キッドマンキャラ。最後はそうなるか。ダイアンはツボ。彼女にドキドキしたの初。こんなに可愛かったっけ(笑)。

ブリッジ・オブ・スパイ 」のセバスチャン・コッホら脇も充実。極め付けはドイツ映画界のビッグネーム、ブルーノ・ガンツ。出演時間は長くない。なのに、ガンツにしかできない男がガツンと目に焼き付く。

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記憶喪失中のマーティン、素人にしては強すぎる。危機回避能力もプロ級。そこらへんから、あのラストは想像できちゃう。前半の緊張感がよかっただけに少しもったいない。

ベルリンの風景と人々が空気を作る。結構好きだな、これ。

よっし、次、「フライトゲーム」!
(笑)



hiroでした。