79本目(9月29日鑑賞)

安心してください、ヒーローですよ
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アントマン

監督:ペイトン・リード/脚本・原案:エドガー・ライト/ジョー・コーニッシュ/脚本:アダム・マッケイ/ポール・ラッド/原作:スタン・リー/ラリー・リーパー/ジャック・カービー
出演:ポール・ラッド/エヴァンジェリン・リリー/コリー・ストール/ボビー・カナヴェイル/マイケル・ペーニャ/ティップ〝TL”ハリス/デヴィッド・ダストマルチャン/ジュディア・グリア/アンソニー・マッキー/セバスチャン・スタン/クリス・エヴァンス/マイケル・ダグラス

豪邸に侵入し盗みを働いた罪で服役していたスコット(ポール・ラッド)。出所しても職にもありつけず、最愛の娘にも思うように会えない。自暴自棄になり、刑務所仲間のルイス(マイケル・ペーニャ)の情報に食いつき、再びある家に侵入するが、金庫にはお金などなく、ライダースーツが1着置いてあるだけだった。

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いやぁ~、緩い、軽い、アベンジャーズ絡みとは思えない。でも、そこがいい。

侵入スキルのみ無駄に高いダメ男がいる。自覚が芽生え生まれ変わってヒーロー誕生。パパは誰だってヒーロー。全国のお父さんへの応援歌。

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3バカ(字幕より引用)がよい。特にルイスのペーニャの話芸が神。口が見事にあっているので吹き替えはムリではないか。この3人が本作の空気を作る。ボビー・カナヴェイルも近頃大活躍。

レッドフォードに続きマイケル・ダグラスもアベンジャーズ参戦。ハリウッド総アベンジャーズ計画進行中。エヴァンジェリン・リリーも妖精から人間に転身。格闘シーンは萌える。投げてくれ~。

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コメディ畑のラッドがヒーローを演じる衝撃…というほど実はラッドを知らない。「ナイトミュージアム 」の再婚相手ですか…記憶になくて申し訳ない(←熱烈ラッドファンのブロ友様向けコメ)。今回、コメディ起用は例の3バカと共に大正解。他のアベムービーとは一線を画す快作。マーベルの引き出しの多彩さに舌を巻く。

「アベンジャーズに頼めよ」と頼られたそっちの方からはファルコン=アンソニー・マッキーが参戦。出るのは知ってたけど、予想以上の濃厚さ。そして最後にはあの二人も…。明るくなる前に帰っちゃった人は見逃してるんだよね。

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面白いんだけれど注意事項も。虫…大丈夫? 「アント」はアリくらい小さいという意味だと思ってた。アリが仲間です。大量のアリがスクリーン狭しとビッグサイズで登場します。ちなみにトップ画はスコットと愛蟻アントニー。

可愛くもアリ、かっこよくもアリ、なのですが、虫の苦手なhiroにはギリギリ。予告は意図的に隠した? 苦手な人は要注意。

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小さくなって闘う様は「ミクロの決死圏」的。ヘリの如き羽アリに跨ってのドッグファイトは「スターウォーズ」も彷彿。スマホのボタン、機関車トーマスは、予告で見ていても大爆笑。

小さいおじさんの人生逆転劇に熱くなるのは、そこに思いがあるから。愛する娘のヒーローでありたいと願う、大きい思いが。


hiroでした。


脚本7 映像8 音響8 配役8 他(美術)8

39/50