64本目(8月1日鑑賞)FP⑭

 
濃縮の100分
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進撃の巨人
ATTACK ON TITAN
 
監督:樋口真嗣/原作:諌山創/脚本:渡辺雄介/町山智浩/美術:清水剛/音楽:鷺巣詩郎
出演:三浦春馬/長谷川博己/水原希子/石原さとみ/本郷奏多/三浦貴大/桜庭ななみ/松尾諭/渡部秀/水崎綾女/武田梨奈/神尾佑/KREVA/高橋みなみ/橋本じゅん/國村隼/ピエール瀧
 
突然現れた巨人に捕食され、絶滅の危機に瀕した人類は、街を二重三重の壁で囲い、100年の間、壁の中で平和を維持してきた。壁の中で生まれ、育ったエレン(三浦春馬)、アルミン(本郷奏多)、ミカサ(水原希子)。三人が壁の外の世界にある、未来や希望を語っていたその時、想定外の大きさの巨人が現れ、壁を壊し、農業地帯の住民を食い始める。
 
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はじめに立場を明確にしときます。原作もアニメも未読、未見。まったくの初進撃。鑑賞後の感想…面白かった!

予備知識ゼロです。巨人襲撃の歴史授業で「へぇ~」と納得。そこから100年。平和と怠惰。100年たって、やっと調査隊の準備。気が長いというか。

で、突然現れた巨人。無防備すぎる。これが怠惰の恐怖。一番外郭の農業地区を放棄し、深刻な食糧難に陥る。都市計画の杜撰さ。「食は命」なのに。

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巨人襲撃から2年。一般人の訓練を終え、巨人討伐、壁の再生が始まり、物語が動き出す。おそらく原作では、時間をかけて説明しているであろう、登場人物それぞれの立場や事情。短時間でうまくまとめてるという印象。ジャン(三浦貴大)のイライラがそれを説明する立ち位置。うん、うまい。

巨人にもいろいろなサイズがいる。それはなぜ?…わからなくていい。巨人と闘っている彼らも、巨人のことをほとんど知らないし。

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街の空気感が秀逸。街を作り出す技術は時代劇からの得意技。CGのおかげで表現力も格段進歩。美術スタッフのグッジョブ。
 
巨人がグロい。喰ってる様の気配りは感じられるが、まあ、PG12はしょうがない。人が人を喰ってるようなもんだしね。

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特撮の鬼・樋口監督。巨人との戦闘は真骨頂。これで選ばれた人だ。反面、ストーリーが弱い同監督。正直、ある程度は覚悟してた。なのに、わかりやすくて楽しめた。大健闘です。
 
100分って短いと思ってたけど、いやいや濃縮の100分。話は全然知らなかったので、終始ワクワク。前編のクライマックスはまさかの展開でただただ「え~!」。原作未読でよかった~!

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キャスト多いので一気に。本作イチオシ桜庭ななみ。大作に物怖じしない大活躍。推し俳優奏多は安定だがキレ不足。逆にキレッキレの石原さとみはイキイキ。希子はヒロインにしては抑え目?今後は?貴大は構成上貴重な役。長谷川博己は原作ファンの注文が多そう。松尾諭と神尾佑はSPで同僚。ピエール瀧はいい人ver。國村隼は悪い人ver。武田梨奈はアクションが消化不良。水崎綾女は思わずムフフ。
 
春馬くん?…役不足?…いつもあんな感じなので裏切ってはいない。むしろ健闘(笑)

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原作未読アドバンテージもあり、満足の前編。興奮しっぱなし。エレン、どーなんだよ~、と後編が楽しみ。
 
面白かったっす!
…ん?なにか?
 
 
 
hiroでした。
 
 
 

脚本7 映像8 音響8 配役8 他(音楽)7

38/50