59本目(7月18日鑑賞)FP⑦


閉ざされた門を情熱が開く!
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HERO


監督:鈴木雅之/脚本:福田靖/音楽:服部隆之

出演:木村拓哉/北川景子/杉本哲太/八嶋智人/濱田岳/小日向文世/吉田羊/正名僕蔵/松重豊/角野卓三/田中要次/勝矢/大倉孝二/イッセー尾形/森カンナ/新井浩文/児島一哉/近藤春菜/ジェームズ・C・バーンズ/グレッグ・デール/エリック・ヘルマン/松たか子/佐藤浩市


ネウストリア公国大使館の前で紗江子(森カンナ)が車に惹かれて死亡する事故が起きる。ある事件で紗江子に証言を依頼していた大阪地検の雨宮検事(松たか子)は一ノ瀬事務官(大倉孝二)と共に上京。当該交通事故を担当していたのは雨宮がかつて勤務していた東京地検の久利生検事(木村拓哉)と麻木事務官(北川景子)だった。雨宮の担当する事件にネウストリア公国が関与していると踏んだ久利生は、治外法権で守られた大使館に接触する。


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キムタクドラマに吸引力が感じられないにもかかわらず、「HERO」第1シーズンは観てた。キムタク一人がカッコいいんじゃなく、出演者一人一人がカッコいい。そのカッコよさが見てくれじゃなく中身のカッコよさ。キムタクが引き立て役になっているような潔ささえ感じられ、とても好きだった。


第2シーズンは、苦手な北川景子が参戦したので撤退。劇場版前作も未見なので、久しぶりの鑑賞。元々久利生の行動原理は大好き。松さんの復帰とフリパの気軽さもあったかも。(笑)


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J主演ということで、評価が分かれるであろう本作。普通に面白かった。ドラマテイストは活きてたし。ルールで守られている大使館。頼んでも無理に決まってる…hiroの嫌いな言葉。


無理を承知で交渉する久利生。失敗しても、交渉するのとしないのじゃ大違い。どうでもいいことならいいんだけど、仕事じゃんか。人の人生かかってる。仕事でお金をもらうって、そういう責任があるってこと。


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シリーズファンならわかるネタがあちこちにある模様。わからなくても流せる範囲かと思う。松さんの存在感は大きい。女優としての大きさか。顔も芝居も苦手な北川景子は、少し控えめな立ち位置。主役張るよりこっちの方が映えると思って、今後見直そうかと。

知らない外国人役者数人のほか、ゲストは佐藤浩市くらい。いいやつか悪いやつか…いずれにしろ鍵を握る男。

久利生に突き動かされる面々、爽やかで心地よい。一人の情熱が伝播して、国境という閉ざされた門を開く。これが「HERO」、だから「HERO」。最後の久利生と雨宮のシーン…長くて、キムタクドラマっぽすぎて嫌だった。




hiroでした。




脚本7 映像6 音響6 配役8 他(音楽)8

35/50