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14日土曜日、連ドラ「学校のカイダン」が終わった。


長いこと連ドラを離れていた。観ていても観られない日に録画して、それが溜まり、オンエアの日にテレビの前にいても、前回放送を観ていないがために観られなかったりするのが面倒になり。早く観なきゃと心が急かされるのも嫌で、観なくなっていた。

本作は土曜日夜のオンエア。仕事の影響もなく、観やすい状況だったのはある。でも、これに惹かれたのは、絶対的に神木隆之介の引力だ。

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スピーチ・ライターという着眼点も良い。学校カースト的な差別を何の疑いもなく受け入れている生徒たち。長いものに巻かれる安直さ。すべてを人のせいにして、仕方ないと自分で行動を起こそうとしない若者に、毒舌を絡めて喝を入れる天才神木のパフォーマンスに、毎回、快哉を叫んでいた。

敵は学生たちにとどまらない。自分勝手な理論で子供たちを振り回す教師や親たちにも、怒りの刃は向けられる。そう、天才スピーチライターの大人たちへの復讐。無気力なのは若者だけじゃない。大人の世界にも通じること。この脚本は、よくできている。

鬼気迫るセリフの数々。神木起用のキャスティングに拍手。このパフォーマンスを毎週観られることの贅沢。良い週末を過ごさせていただいた。

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その神木の手となり足となり口となって、若者たちや大人たちにガツンと喰らわせた口上。怪人神木にズルズル引き上げられた広瀬すずの頑張りは表彰もの。一皮も二皮もむけた。ソフトバンクのCMも好調。原作にいまひとつ乗れなかった「海街diary」の実写にも興味がわいてきた。

銀の匙」でメインを張った姉アリスもうかうかしていられない。いや、もう抜いているかもしれないなぁ。


hiroでした。
登れないカイダンはない!