43本目(7月27日鑑賞)
監督:ギャレス・エドワーズ
製作総指揮:パトリシア・ウィッチャー/アレックス・ガルシア/板野義光/奥平謙二
脚本:マックス・ボレンスタイン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン/渡辺謙/エリザベス・オルセン/ジュリエット・ビノシュ/サリー・ホーキンス/デヴィッド・ストラザーン/ブライアン・クランストン
1999年、日本の原子力発電所の技師ジョー(ブライアン・クランストン)は、異様な振動を探知する。急ぎ原発の運転停止を命じたが間に合わずに施設は大破し、この事故で妻のサンドラ(ジュリエット・ビノシュ)を失ってしまう。
15年後、妻のエル(エリザベス・オルセン)、一人息子のサムとサンフランシスコで暮らしていたフォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、父のジョーが日本で逮捕されたとの知らせを受け、日本に向かう。
再会を果たした父子だったが、制止を聞かずに、立ち入り禁止となっている15年前の事故現場に向かうジョーに同行したフォードは、見たこともない巨大生物の襲撃にあう。現場に居合わせた極秘調査チームは逃げた巨大生物MU-TOを追跡するが、チームの責任者芹沢(渡辺謙)は、15年前の事故を知る二人の同行を求める。
何かを隠してる、と現場を訪れる親子。
60周年で盛り上がっている日本の誇り、世界で愛されるゴジラ。ハリウッド版は、これが二作目。破壊王エメリッヒ版の「ジュラシック・パーク」的ゴジラより、かなり親しみがもてるビジュアルだった。
実はそれほどゴジラに思い入れは、ない。それでも、日本発エンターテイメントに世界が熱狂することは、嫌な気はしない。なかなかゴジラは登場しない。
「おっ!」と思ったら虫のような巨大生物MU-TO…十分もったいぶって真打登場…カメラが寄る…くる?…こない…くる?…来た! 本作一発目の咆哮に、ビビる。そんでもって、なぜだか、涙腺が熱くなる。
フォードのお母さん…
もう少し話に絡められたら…。
エメリッヒ版と比べてもしょうがない。正直よく覚えてもいない。国内版も子どもの頃に観たきりで知識もない。なので、本作オンリーで書き進めよう。
日本へのインスパイアが凄い。舞台の4分の1は日本。富士山の前、静岡側の海近くの工業地帯。それも「事故」以来封鎖されているという。いったいどこだ…海外映画ではよくあること…ナンチャッテ度も低レベルなので気にせず没頭。
謙さんがよい。粋なセリフ。この記事のトップ画像上に記した、それ。「ガッ、ズィーラ」ではない。「ゴジラ」。そう、私たちは彼をこう呼びます「ゴジラ」と。スタッフからは指導されたらしい、「ガッ、ズィーラ」と。そこで謙さん吠えたらしい、冒頭のセリフを。
正しい「ゴジラ」の発音。
外国の方々にも覚えてほしい。
「これでいいの?」と思ったところも。
日本のゴジラの歴史をみるに、最初は「悪ゴジラ」、それがゴジラの本意はともかく人類を救うヒーローになり、やがて擬人化して笑いを誘うようにまでなる。お子様向けになったところで第1期ブームは去る。第2期ブームでは再び「悪ゴジラ」復活(と思う。この辺は全然観ていない)。そんな変遷があるので、「悪ゴジラ」好きの方がたいそういらっしゃるのではないか。本作、トーシローに近いhiro目線では、ヒーローになりたての頃の感じに近い気がした。モスラやらキングギドラと死闘を繰り広げていたころ。メカゴジラとか出てくる前。これを良しとするか否か、賛否分かれるところかな、と。
hiroはちょうど、子どもの頃に観ていた感じなので、楽しく観れたけど。
家人が気付いたのですが…
軍人と医療関係の夫婦って、映画でよくみるよね。
今回、字幕2Dで観た。劇場推奨映画。109のIMAXとかTOHOのTCXとかイオンのウルティラとか。多少プラス料金がかかっても、でかいスクリーンで観る価値あり。だって、ゴジラ、めちゃくちゃデカいんだもん。
3Dはどうだろう。2Dでも十分楽しめたけど、3Dだと高さ、大きさ、強調されるかも。
字幕か吹き替えか。あちこちで日本語が出てくる。全部日本語だとかみ合わない部分が出てくる。「パシフィック・リム 」の時みたいに。なので字幕推奨。だいいち字幕じゃないと、謙さんの「ゴジラ」のセリフがいきてこない…が、思い出してみると、あちらの方々、あまり「ガッ、ズィーラ」とも「ゴジラ」とも、言ってなかったかも。(笑)
最後にもう一回、言っとこう。
we called him “ゴジラ"
hiroでした。
脚本6 映像8 音響9 配役6 他(特殊効果)7