HDD鑑賞


デジャブ?
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劇場版トリック 霊能力者バトルロイヤル


監督:堤幸彦
脚本:蒔田光治 音楽:辻陽
出演:仲間由紀恵/阿部寛/松平健/佐藤健/夏帆/片瀬那奈/戸田恵子/藤木直人/平泉成/三浦理恵子/きたろう/河本準一/山上兄弟/山寺宏一/島崎俊郎/長澤つぐみ/大島蓉子/アベディン・モハメド/生瀬勝久/池田鉄洋/野際陽子


昔から一人の霊能力者が村を守ってきたと信じられている万練村。次の霊能力者を決めるための殺し合いが始まることを懸念した、先代霊能力者の孫・翔平(佐藤健)は、集まってくる霊能力者を騙る人々の嘘を暴いてほしいと、自称天才物理学者・上田(阿部寛)を訪ねる。

例によって、自称天才美人マジシャン・山田(仲間由紀恵)に協力を求める上田だったが、都合が悪いと断られる。実は山田、その霊能力者募集に参加するため、万練村へ向かっていたのだった。現地で鉢合わせた二人は、鈴木(松平健)、天海(戸田恵子)、伏見(藤木直人)、園子(片瀬那奈)ら不思議な力を持つ霊能力者の闘いに巻き込まれる。


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霊能力者の闘いに参加する山田。


劇場版第3作目となる本作。年末年始の新作あおりで「トリック劇場版2 」に続いて放送。初見。

フーディーニのエピソードから始まる。ん?

ひとりの霊能力者に守られた村。ん?

聞いたことがあるシチュエーションが並ぶ。これ、最新作「トリック劇場版ラストステージ 」でも出てくるネタ。リンクしているということなのか? 観た順が逆だけど、今作なくてもいい気がしてくる。
依頼~寒村~超常現象~タネ明かしというシリーズ王道パターン。なのに、どこかが不安定。上田の髪が爽やかなせいなのか?

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今作のカギを握る健くんと夏帆ちゃん


メインゲストはマツケン。白馬に乗って登場。カチッとしてて、胡散臭い。役者の格からして重要人物。それは最初からわかる。
健くんは、純朴青年。ところが、後半カチッと豹変。そのスイッチ、彼の電王を思い出す。演技に気合が入る。マツケン一人だったカチッとキャラが二人に増殖。トリックにあって、二人は多過ぎ。それに禁じ手。
夏帆のメイン乱入は意外。そしてあの人もまさかの。
おじさまのアイドル三浦さんはいいね。ん、この設定はどことなく貞子? そういえば、仲間もやってたこと、あったっけ。
島崎俊郎は、前作のゆーとぴあの路線。アダモステは懐かしい、けど、ゆーとぴあ級の衝撃とフィット感はなかった、かな。

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胡散臭いオーラ!


犯人の言い分…この話、フーディーニのエピソード。そして、これも似た話が次作「ラストステージ」にも。デジャヴ、ですか? 本作と次作、いくつかの共通点。たまたま? それとも何か関係が? ま、いいか。


健くんは、電王からのファン。大河「龍馬伝」で実力開花。ただし、トリックには、合わなかったのか。引き出しが多かったのが、災いしたような…。

劇場版シリーズは、前作が大好物。次作も終わり方が秀逸。なので、今作の立場は少し微妙、な気がしたんだけど…。


hiroでした。