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痛み止めの飲み方や睡眠導入剤を飲むタイミングを自分で工夫してトライアンドエラーしてみた結果、やっと途中で目を覚ましても5時間半ほどは寝られるようになって来た。

5時前には目が醒める。

テレビを付けて、画面をオフにして音声だけを聞く。

 

検温や血圧測定は6時半頃。

7時頃には早めに毎食前の漢方薬二種類。大建中湯二包と半夏瀉心湯一包。

8時前に朝食。

 

9時頃には消化器内科E医者と研修医の回診。右手中指と薬指の甲側に出来た炎症を見せて対策を相談。まずは保湿クリームを塗って、悪化するようなら薬(ステロイド塗り薬?)で対応との事。予想通りの回答。自分で勉強出来ずお医者様の指示に従うしかない方ならそれで十分だろうな。

自分はトンデモ科学や宗教的な民間療法は信じないが、標準から外れた人がそんな怪しげな人や方法に縋ってしまうのも仕方がない。

 

消化器外科主治医も回診に来てくれる。本当の一言二言。頸部のカテーテルを入れた部分の抜糸もポート部分の抜糸と同時にするとの事。そうなると来月初旬か…。

 

保湿クリームをマメに塗っておいたのが良かったのか、悪化せずに痛みも少し少なくなった。

 

10時半からシャワーを浴びて、ストーマ袋の交換。今日の担当はH看護師。

 

 

11時過ぎにMSWのTさんがまた来てくれる。◯◯看護のYさんと話してくれ、明日の午後3時頃に自分とYさん、今回の関係者、E医師、化学療法T看護師、MさんとTさんなどでカンファレンスをしてもらう事になる。これ、通常の体制ではないようです。

病院側としては、可能ならば姉にも来てほしい、とのこと。

モノ言う患者家族だからちゃんと説明しましたという言質を取りたいのかな?とも感じる。

この後、時間が変更となり11時過ぎからとなる。

 

13時頃Sさんが来てくれて、少し話をしてからマッサージ。Sさんの家のワンコのことやら旦那様の転勤の話やら、引っ越し直後の騒動を聴く。話し方が京都弁っぽい理由も。

 

マッサージの後に少し長く歩いてみたが、今日は歩いても下っ腹の張りと痛みが殆ど無い。これなら回復すれば運動も出来るようになるかもと希望が見えてくる。

 

15時半頃にはマッサージを終え、その後に診断書を依頼する為に一階の文書依頼なカウンターに行き、書類を提出。

三週間ほどかかるとの事。

長いな。二週間ほどかと思っていた。更に外科と内科の二科にかかっているので、それよりも長くなりそうな予感。

二週間後に電話して確認してみるつもり。

 

夕食を食べ終えたころ、県中病院のKさんが病室に来てくださる。

話し方が穏やかだし、色んな話をしていただく。

今の病院医療や看護で足りていない事、訪問看護の役割、看護全般の事やこれまで診てこられた癌患者さんの話。良い事も悪い事も。

こちらの話も上手く引き出して話を聞いてもらって気持ちが楽になる。

さらに褒め上手。おだてられていると分かっていても、嬉しい。ここは素直になって喜ぼう。

もう少し甘えて良いんだよ、頼って良いんだよ、と云われる。自分はそれが苦手なんだけど、すこしそうしてみよう。

あとは、自宅に帰って急に普段通りの生活やそれ以上にアレコレやろうとしない方が良いと。それで悪化することがあり、家族も心配させて痛みを悪化させる人が結構いるらしい。

逆に、家に帰ると傷みが軽くなる人もいる。病院にいると病気の事ばかり考えるので、痛みに過敏になり過ぎたり、ストレスによる痛みもあるらしい。

車の中で一人っきりの時に叫んでるみたり、悲しいときは泣ける話の力を借りていっぱい泣くといい、溜まったものを吐き出すのは重要、入院しているうちにオキノームを試して様子を確認した方が良いですよ、とか。

 

御自身の事を謙遜しておられたが、こんな凄い看護師さんがいるんだな。

 

10時過ぎから自然に寝て、また0時前に目が醒める。

やはり背中が痛い。

これならばと思い、オキノームを飲んでみることにする。

服用して、15分くらいで効果が出てくるらしいが、20分ほどしても少し効いたかな、という程度。3-6時間程効果が続くらしいが、心配だな、またすぐに切れてしまいそう。