11/12
3時半頃目が覚めて、結局その後は寝られなかった。
それでも6時間以上しっかり寝られたので、辛さは感じない。
昨日から数えて3度目の便をストーマ袋から出す。かなり粘度が高い便。体積はすくなくてもちゃんと残渣は必要な分が出ているのではないかと思う。
吐気も薬ではなく、セブンイレブンのくじ引きで貰ったミンティアを飲むとかなり軽減出来る。
朝、8時頃にS研修医が来て、突然ですが今日から配置換えになりますと聞かされる。いつも毎朝7時前に1人で回診に来てくれて、彼が痛み止めや睡眠剤を手配してくれたから、かなり救われた。本人に感謝を伝えたが、自分にとってどれだけありがたい存在だったかを伝えられず心残り。
朝食も完食。今日は肉芽の液体窒素で焼く処置がある。主治医に「痛いです」と脅かされるが、さて。
午前11時頃、46時間の5-FU点滴も幸いトラブルなく終了。今の所大した副作用も自覚できず、少し休まる。もしかすると判断力や疲れやすく感じているのかもしれないが、それはそれで寝られるなら丁度良い。アレコレ考えすぎて寝られないのが、今の不眠なのだから。
11時半には肉芽の処置をするということで呼び出し。S看護師とストーマ袋を取り外して待機していると、高岡さん登場。液体窒素を取り出して、早速処置、と思ったら液体窒素が蒸発して無くなってました。
昨日のうちに外来から持って来ていたらしいのだが、それが蒸発してしまったみたい。まあ、少ない量だとすぐに蒸発するのは、仕事で使っていた経験上よくわかるので、特にイラつくこともなく、ただストーマ袋をつけずに、ぼーと待つ。
15分ほどして液体窒素到着。改めて処置開始。
四つ大きさの違う穴が空いた扇型のくぼみのあるプレートに照射する肉芽のサイズに合わせて使い分け。
チリチリとした痛みだが、針で刺すような痛みやイレウスの痛みとは違い、なんだか楽。
5回ほど、大きい部分は二回スプレー状の液体窒素を照射して終了。10分くらい。一箇所ストーマ部分にもかかってしまい出血するも3分程コットンで抑えていれば血はあまり出てこなくなる。
血がで出るままで、皮膚保護のパウダーをストーマの周りにふりかけ、ストーマのサイズ測定。サイズは30mm程度なのですX30で良さそう。
処置のせいで少しストーマが浮腫んでしたったので、手でストーマの穴を広げて取り付け。立ってお腹を伸ばして5分間接着部を温める。ベットに横たわって15分ほど全体を温め。
すでに配膳されていた昼食も程よく冷めてにおいが少なくなりたべやすい。
お昼からは、特に予定もないので、会社同僚小林さんからいただいた新書本を読む。
読み終えてからは、丁度テレビで天皇杯、柏vs湘南を観戦。湘南のサッカーはすきなのだが、なかなか勝てないのが残念。今回は1-3で湘南の勝利。
一階の院内コンビニに行き、野菜ジュースを買っていたら主治医と遭遇。買い食い見られました、というと食べたいものを食べて下さい(^^)との事。本人はチョコを買いながら、不健康なもの買います、というので、健康な人は不健康な食べ物を食べて良いんで(笑)と返しておく。
一回のカフェの外のベンチに座って少しぼんやりとして、時間を過ごす。日差しが当たるし、今日は幸い小春日和で外の方が過ごしやすい。
それにここならWiFiが使えるので、通信量を気にせずにダウンロード出来るので。
なぜかトンボに好かれたようで、数分しがみつかれてました…
まだポートを入れた場所や縫ってある傷口が気になるのでその場所を出来るだけ濡らさないようにしてシャワーを浴びる。そのため、気を使って疲れるし時間もかかる。手術前なら5分で済ませていた事が30分かかる。
夕食も吐気もなく完食。
出来る限り口内炎を起こさないようにする為、食後すぐに水道水でうがいをする。毎食30分後、一階のセブンイレブンで買った柔らかい歯ブラシで歯磨き。
心配は尽きないが、予想される副作用を事前に対策したい。
夜七時頃から横になり、寝られる時には寝ようと心がける。
たとえ深夜に目が覚めても全く寝られないよりマシ。
結局1時間半ほど寝て、目が覚めて、を三度ほど繰り返し午前3時からは寝られず。時間をつぶしていたら、朝5時くらいにK看護師が検温に来る。
その時初めて同じ目線にしゃがんで話をして、少し驚いた。
病棟の看護師は立って見下ろす人しかいなかったので。