フレームを買い急いでしまった理由にBBの規格をあげました。
4. BB30 (クランク軸30mmφ)
Cannondaleが10年以上前から提唱していた規格で、クランク軸の直径を30mmとし、
フレームにBBベアリング受けを加工してベアリングを直接圧入。
フレーム側のBB幅は正式な値が見つからないが、BB90はもちろんPF86や
1.のシマノSC-FM7800規格より狭くオクタリンクよりも広い程度のようです。
5. PressFit-30(クランク軸30mmφ)
SRAMが提唱している(らしい)規格でPF86と同じ様にフレームはただの筒で
で、やっとBBrightにたどり着きました。。。
6. BBright (クランク軸30mmφ)
Cerv?loが2011モデルより採用を始める規格。クランク軸は直径30mm。
Cerv?loは、BB30は左側のNon Driveの幅を使っておらず
7. BB65 (クランク軸?φ)
Lookが695で打ち出した規格。Zed2というクランク専用。
個人的には従来型が生き残るのが一番いいのですが、次善はBB86ですね。
シマノが軸径30mmφクランクを出すのであれば、希望としてはBBrightです。
(2016年版はこちら)
http://blogs.yahoo.co.jp/hiro_okam/36906240.html
調べているうちに現在でも数種類の規格が乱立している状態で、
なにがなにやら分からなくなってしまいました。
で、自分のために纏めを作ってみましたが、ここにも書いてみます。
ただし、現在使用されている規格のみですでに過去に使用されていた
規格は考慮してません。
画像は現在最も多種な規格にBBを提供してるSRAM (Truvativ)を使うことにします。
1. Standard BB (BSC/JIS 68mm, ITA 70mm:追記)
フレームにねじ山が切ってあり、そこにベアリングとカップのキットを埋め込んだものをはめ込む。
以前はフレームの中にベアリング、クランクの軸を入れる規格(オクタリンクなど)
現在はシマノが始めたベアリングをフレームの外に出し、軸(24mmφ)をクランクと一体化した規格
(SM-FC7800, SM-BB7900やSRAM GXPなど)
PressFit(プレスフィット)BB
2. PressFit BB86 (クランク軸24mmφ)
ScottとGiant, Fujiが採用している規格で、SM-FC7800で外に出ていたBBベアリングをフレームに内包する形。
シマノの純正ベアリングがGiantより供給されています。
フレーム側のBB受けはただの筒で、そこにBBベアリングカートリッジをはめ込む。
フレームのBB幅が86mmなのでBB86。
ちなみに各社より純正アダプタやベアリングが出てます。
Shimano (HollowTech2) SM-FC7800-P
Campagnolo (Ultra troque) IC9RE41
Sram (GXP) PRESSFIT GXP ADAPTOR
FSA (CK-8080) BB-AL86
FSA (CK-8200) Ceramic BB-CF86C
FSA (CK-8681) BB-CF86
3. BB 90 (クランク軸24mmφ)
Trekが採用している規格で基本的にはPF86と同じ。
PF90ではカートリッジを廃し、フレーム側にBBベアリング受けを作ってある。
そこにベアリングを直接圧入する。カートリッジが無い分、
Trekが採用している規格で基本的にはPF86と同じ。
PF90ではカートリッジを廃し、フレーム側にBBベアリング受けを作ってある。
そこにベアリングを直接圧入する。カートリッジが無い分、
幅が広がり90mmとなり通称BB90。
4. BB30 (クランク軸30mmφ)
Cannondaleが10年以上前から提唱していた規格で、クランク軸の直径を30mmとし、
フレームにBBベアリング受けを加工してベアリングを直接圧入。
フレーム側のBB幅は正式な値が見つからないが、BB90はもちろんPF86や
1.のシマノSC-FM7800規格より狭くオクタリンクよりも広い程度のようです。
5. PressFit-30(クランク軸30mmφ)
SRAMが提唱している(らしい)規格でPF86と同じ様にフレームはただの筒で
そこにカートリッジBBをはめ込む。違いはBB軸径で24mm (Pressfit BB86)に対して
30mm(PF30)で、幅は68mm以上、86mm以下。BB30より少し広い?
で、やっとBBrightにたどり着きました。。。
6. BBright (クランク軸30mmφ)
Cerv?loが2011モデルより採用を始める規格。クランク軸は直径30mm。
Cerv?loは、BB30は左側のNon Driveの幅を使っておらず
とし作り上げた規格。その通りBB30より左側にBB幅が広がったフレームで、
BB30のようにベアリングを圧入するタイプ(らしい)。
カンパ、FSA、Rotor、SRAMが専用クランクを発売する予定とのこと。
7. BB65 (クランク軸?φ)
Lookが695で打ち出した規格。Zed2というクランク専用。
クランクが左右一体でフレームに開いた大きなBB軸穴に左クランクを通していく。
そのためにクランク軸の一部がへこんでいるという手の込みよう。
Zedというクランクで同じ用にしていたのだけど、
なぜか同じBB65という名称はそちらには使用していない。
それぞれのメーカーが自社の規格の優位点を述べ、他社規格の欠点を指摘しています。
ただ、2010年よりBB30を採用したフレームが急増しています。
ただ、2010年よりBB30を採用したフレームが急増しています。
メーカーとしてはネジ山を切るために金属をフレームに埋め込むのに比べ、
ベアリング受けを一気に成型できるため手間がかからないという製造上、
新しい規格として目新しさが出せるというマーケティングの利点、
があるのかもしれません。
実際にはすでに古い規格なんですが。。。
ただ、BB30のメリットとして謳っているQ-Factorが狭められるというのは
ただ、BB30のメリットとして謳っているQ-Factorが狭められるというのは
まったく実現されていません。変速機の規格が変わってないのですから当然の話。
また、軸が太くなったことによる剛性向上もクランクがアームを含めて総合的に
作成されなければ意味がなく、各社が従来のシマノ式のアームを流用している
現状ではメリットがあるとも思えません。
さらに捻りについては、径が太くなって向上するのかを判断しかねます。
手段(剛性向上のための30mm径)が、目的(マーケティングのためのイメージ)
に摩り替わっている典型例ですね。
個人的には従来型が生き残るのが一番いいのですが、次善はBB86ですね。
シマノが軸径30mmφクランクを出すのであれば、希望としてはBBrightです。
というのも、BBright用にクランクを作っておけば、それよりシェル幅の狭い
PressFit-30もBB30もスペーサーを入れればいいのです。
実際R5caに使われているRotorのBBright用クランクも、BB30 PF30の双方に
対応できるとのコメントがありました。
以上、現在メーカーが提供している情報を元に分かりうる限り纏めましたが、
記載のデータや評価については、いかなる保障をなすものではありません。
ご参考まで。
(なんかMSDSの注釈と同じような文面www)
(なんかMSDSの注釈と同じような文面www)
(2016年版はこちら)
http://blogs.yahoo.co.jp/hiro_okam/36906240.html