たまに利用するバス停で

振り返ると

どこか懐かしい看板が目を引きました。

 

ここをあいさつ通りと名付けました!

おはようから始まる楽しい一日

恥ずかしがらず大きな声で

 

女子学生が

「こんにちわ」

 

かっぽう着を着ている主婦が

「あら!まあ!ハイこんにちわ」

と言っている挿絵

 

主婦のかっぽう着も

女子学生のカバンも

今は見なくなった

 

看板記載の昭和59年というと

今から39年前

 

当時

自分も若かったな

 

きっとどうにかなるだろうという

根拠のない自信と希望に

酔うことができた時代

 

それが若さの特権

 

そんな思いで

錆びの浮いた看板を

ながめた夕方でした