バイクを買ったお店から系列のリゾートホテル招待券をいただいたので妻と出かけた。ホテルは安曇野にあるホテル。高速を使えば3時間程度で着いてしまうので途中諏訪湖で観光することに。

天気も今日は快晴で気持ちいい。約20分の遊覧船に乗った。昔懐かしい白鳥型の遊覧船はもう動かないようで、隣の新しい遊覧船に乗る。平日とコロナのせいか客は僕たち含めて6人だけだった。遠くに雪をかぶった北アルプスの山々が見える。

湖畔から見る諏訪の街も美しい。煙突が見える建物が重要文化財にもなっている温泉「高倉館」。ここの温泉は歴史を感じる。

今回は入浴はしなかったけれど、美しい建物は変わらない。

古い遊覧船のスワンもかわいい。子供だったらよろこぶだろうな。

遊覧船を下りるとちょうどお昼時だったので、湖畔をぶらぶら歩いてお店を探す。看板があったので路地裏に入って「八州」というおそば屋さんの門をくぐる。おなかが空いていたので二人で天そば。上品でおいしい。

そして、お城好きの僕らは近くにある「高島城」へ。湖畔から車で10分も走ると天守閣が見えたので駐車場へ入る。城址公園は桜が満開で美しい季節。桜前線北上中。つばめもちらほら飛び交っている。

城内は展示場になっていて、天守閣から見る景色は春爛漫。

季節と天候が最高だったこともあり、高島城は思った以上に美しく感動。

ここからは塩尻峠を超え国道19号、147号を北に進む。走るほどに遠くに見えていた北アルプスの雪渓が次第に近くなる。若かったらあんな山に登ってみたいなとつぶやいた。妻は学生時代に山岳部に入っていたので、南アルプスでは北岳、北アルプスでは燕岳などは登ったことがある。そんな思い出話などをあらためて聞きながら憧れる。

 

穂高のホテルに着く頃には、空も曇り始めてきた。バイクショップの系列ホテルだから、ライダーだらけなのかと思っていたけれど駐輪場にはバイクは1台しかなかった。部屋は新館で新しかったし、夕食朝食ともに想像以上においしかった。夕食にはハーフボトルのワインもサービスで付いてくるなどサービス満足なホテルだった。温泉も露天もあり、客が少なかったので独り占め状態。部屋では道の駅で買った地元の白ワインとカップ地酒を。

翌日は風が強い一日。わさび園や高遠を楽しみたいと思っていたが、雨も降ってきたので、僕たちは安曇野の道の駅でお土産などを買い、安曇野豊科美術館へ立ち寄り帰路についた。

美術館では高田博厚の彫刻と宮芳平の絵が展示されていた。芸術作品を残した人の生涯も、何も残さない大多数の人の生涯もどちらも同じように素晴らしいものなのだろうと思った。

 

少し下道を走って諏訪南インターチェンジから中央道に乗って家に着いたのが4時前。2日目の天気が残念だったが羽を伸ばせた旅だった。またどこかに行こう。