こんにちは。日向大成です。

6月5日のブログ八つの門をもつ城郭都市「ソウル」 にて、南大門と東大門をご紹介しました。

今回は「北大門(粛清門)」と「西大門(敦義門)」を紹介したいと思います。


この「北大門(粛清門)」と「西大門(敦義門)」は、南大門と東大門に比べて

目につきにくいところにあるため、行ったことがある人は少ないのではないかと思います。



それぞれの位置関係は、前回とお見せしました1901年の地図のとおりです。


日向大成@地図でめぐる韓国のブログ


北大門(粛清門)は軍警備区域にあります。

そのため北大門に通じる「北岳山のソウル城郭」を通行するため

出入申請(身分証明書の提示)が必要になります。


日本人の場合はパスポート(または外国人登録証)が無いと

北大門(粛清門)には行くことができません。


下のような万里の長城のような城郭を歩いていくと
やがて北大門(粛清門)に到着します。


日向大成@地図でめぐる韓国のブログ


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この周辺には北岳山(標高342m)もあり、途中ソウルの中心部が見渡せる

見晴らしの良い所も多いですが、軍警備区域にあるため

撮影禁止のところばかりでした。


ご興味がございましたら、ぜひ現地に行って

直接見ていただけたらと思います。

一方、西大門は1915年に都市計画の都合上、解体されており

現在は残っていませんが、どの位置に存在していたのか気になりました。


まず、思いついたのは、地下鉄に西大門駅 という駅があるので

東大門と同様に駅の近くに西大門があるのではないかと思って行ってみました。


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事前調査で西大門の復元構想もあることが分かったので

駅前で工事している所が、もしかしたら西大門のある場所ではと思いましたが

そこはビルの建設現場でした。


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後日改めて調べ直して行ったところ

西大門駅から300m程離れたところに「敦義門址 」がありました。


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そこには門の姿はなく「敦義門址(1422-1915)」の表示があるのみでした。

現場の様子を見る限り、しばらく復元の動きはなさそうです。



いかがでしたでしょうか。


南大門、東大門、北大門、西大門と一通り回ってみることにより

当時作られたソウルの街の大きさを実感することができました。


北大門を見るためには、半日予定を空けておく必要がありますが

ハイキングとして楽しむことができるので

一味違う旅行をしたい方には良いと思います。


なお、北岳山のソウル城郭紹介(公式ホームページ・日本語版) には

入場可能な日や時間帯等が詳しく掲載されていますので

行く前には、ぜひ一度ご確認ください。(パスポートもお忘れなく。)


ありがとうございました。


日向 大成

こんにちは。日向大成です。


今回は韓国の中心駅である「ソウル駅」のお話をしたいと思います。


ソウル駅は、1900年に京城の外港である仁川(インチョン)と京城(現在のソウル駅)を結ぶ

「京仁線」の駅として開業しました。


その後、京城と釜山を結ぶ「京釜本線」、京城と新義州を結ぶ「京義本線」が開通し

釜山から南満州鉄道の奉天に繋がる幹線鉄道の中心駅になりました。


下の地図で見ても、いかに京城(現在のソウル)が

鉄道交通の中心であったことが分かりますね。



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そして、1925年には、下の写真の赤レンガ駅舎が完成しました。


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この駅舎を見てまず思いつくのが、東京駅ですね。

東京駅の赤レンガ駅舎(丸の内)は1914年に建てられました。

2012年に復元されるまで東京駅も2階建てだったこともあり

本当に似ていますね。


ソウル駅の赤レンガ駅舎は、東京駅を設計した辰野金吾さんの弟子である

塚本靖さんによって設計されました。


当時は東京駅に次ぐ豪華な駅舎だったそうです。


その後しばらく利用されていましたが

2004年に韓国の高速鉄道(KTX)の開業に伴い

赤レンガ駅舎の南側に建てられた新駅舎が利用されるようになりました。


現在では、赤レンガ駅舎は駅としての機能は無くなりましたが

文化施設として活用されています。



赤レンガ駅舎の中に入ってみると、展示物がありますが

駅舎の様子を見ることができます。

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天井を見上げると、ステンドガラスが見えます。
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さらに、2階に上がっていくと

ブロックで作られたソウル駅も展示されていました。


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鉄道関連の資料はあまりありませんでしたが

建物はきれいな状態で管理されており

一見の価値はあると思います。


東京駅と比べてどの程度似ているのか

実際に見に行ってみては、いかがでしょうか。


ソウル駅旧駅舎(赤レンガ)の地図


ありがとうございました。


日向 大成

こんにちは。日向大成です。


今回はソウルの中心部を流れる市民のオアシス的存在となっている

「清渓川(チョンゲチョン)」という川について、お話したいと思います。


まずは写真をご覧ください。


日向大成@地図でめぐる韓国のブログ

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川の両岸は遊歩道になっていて

多くの人が散策しています。


この遊歩道を歩いていると、適度に風が吹いてくることもあり

周囲の道路を歩くより、とても涼しく感じます。


清渓川に訪れた日は暑かったこともあり

橋の下はたくさんの人が涼んでいました。


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そして、さらに上流に行くと

何やら小銭を持って穴に放り投げている人たちを発見しました。


日向大成@地図でめぐる韓国のブログ

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看板に「願い事のコイン投げ」と説明が書かれていました。

ここで集まったお金は募金として活用されているようです。


そして、この先が川の起点になっています。

よく見ると川はこの渦巻のある場所から突然川となって流れています。


日向大成@地図でめぐる韓国のブログ

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いったいこの大量の水はどこから来るのでしょうか。

この渦巻からは水がちょろちょろと流れているだけです。


清渓広場の周辺地図 で見ると良く分かりますが

清渓広場から突然川が流れ始めているように見えます。



清渓川はもともと自然の河川として存在していたことは

昔の地図を見るとよく分かります。


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1971年以降は清渓川に蓋をされ

その上に道路が建設されていた時期もあったようです。

現在の姿からは全く想像がつかないですね。
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その後、清渓川の復元要望により2005年に現在の姿になったということですが

現在は人工河川となっており、清渓川の水の大部分は漢江(ハンガン)から

地下を通って流れてきているそうです。


そして、下流で再び漢江に合流するようになっています。


地図で見ていると清渓川は不思議な河川だと思いましたが

河川の変遷を調べてみると、その変化にとても驚きました。


皆さんもソウルに来た際には、ぜひ清渓川を散策してみてはいかがでしょうか。

特に夏は涼みながら散策できるので、おすすめです。


どうも、ありがとうございました。


日向 大成