こんばんわ。税理士の細川ひろみです。
今夜は、脱税と節税の違いについて。
脱税とは、”納めなければいけない税金を、ごまかして納めないこと”となってます。
たとえば、領収書で事業に関係がなくても経費にしてしまう事。
期末までに売り上げたものを今期の売上とせずに来期に計上してしまう事
などなど。
当期中に計上すべきものをしていなかったり、逆に経費に入れるべきものを入れなかったり。
これって、今期はうまく脱税できたと思っていても
これらのものは、次の期に足したり、引いたりしなければいけないので、結局次の期に
正しい税金を納めるという事になります。
節税とは、”非課税制度・控除制度等を活用して適法に税金額を軽減すること”
例えば、青色申告をする、旅費規程を作る、税額控除制度を使う
などなど。
これらは、正しく税金を計算している人には優遇しようという制度なので、使えるものは
大いに使うべきです。
そして、これは脱税とは違いますので、期ずれで次の期に税金を納めなければいけなくなるという
事もありません。
一番やってしまいがちなのが、節税という名目で無駄なお金を使って経費を作ること。
必要のない経費を計上して、利益を圧縮しても、会社にとって何ら良いことはありません。
節税は会社の資金繰りをよくするために行うものなのに、無駄なお金を使うという事は
資金繰りを悪くします。
それよりも
税金を払って会社に残すお金を増やした方が、長い目で見て効果的です。
利益が出ている期の決算が近くなった時に、もう一度思い出してください。
納税でお金が出ていってしまうので、なかなか実感はわきにくいですが、
確実に資金繰りはよくなっています。
今日の息子
長男、お昼を食べてから登校。連休もありましたが、6日ぶりに学校に行きました。