こんばんわ。税理士の細川ひろみです。
今日は29年1月からスマホで確定申告ができるようになったという話。
なんと、申告書を書く必要も、出す必要もないそうです。
マイナンバーカードやICカードリダーがなくても
税務署でIDとパスワード取得すれば、わざわざ紙で申告書を印刷したり、郵送で送ったりという
手間がなくなります。
IDとパスワードを取得するため、本人確認があるので、平日に一度税務署に行かなくてはいけません。
職場の近くの税務署でもよいので、わざわざ確定申告の混雑の時に行かなくても済みますし、税務署
が近くにあればお昼休みに行けちゃうかもしれません。
この手続きによって申告ができる人は
年末調整をした給与所得者のうち
医療費控除があるひと
ふるさと納税があるひと
はスマホのみで完結するそうです。
この場合には、添付書類の必要もありませんし、還付金が返ってくるのも早いです。
国は、マイナンバーカードの普及を進めたいがために、納税者に有利になることをまず実施して、
マイナンバーカードが普及したらこの制度も終わりにする予定のようです。
ただ、いまのところ、アンドロイドのみが対象で、iPhoneは対象に含まれていないという事実が
あります。
1月までに整備を進めているようですが、iPhoneの方がこの便利な制度を使えないとなると、
マイナンバーカードの普及にも問題が出てきそうですね。
3年後をめどに、カードリーダーがなくてもマイナンバーカードがあれば、電子で申告という
ことが広く一般にできるようになりそうです。
逆に言えば、マイナンバーカードさえあれば、どんな申告もスマホやパソコンで済ませられる
という時代が来るかもしれないという事ですね。
本当に便利になってきました。
今まで、還付申告をしようと思っていたけれども、わざわざ申告書を作るのは大変で
やってこなかった方は、この制度を利用して一度確定申告をしてみるのもいいかもしれません。