随分昔の事だけど大急ぎで
交差点を渡っていてでんぐり返しを
してしまった事がある
急ぎ過ぎて足が漫画みたいにジダバタ動いて
挙句絡まった
転ぶことはあっても
でんぐり返る訳がないだろう
と自分でも思うが
その証拠にしたたか背中を打った
咄嗟に受け身をとったつもりかもしれないが
そんな運動神経は持ち合わせていなかった
履いてたジーパン(当時はデニムなんて言わない)の
膝にも穴が空いた
近くを歩いていた人が駆け寄ってきて
「大丈夫ですか?転がったけど」と聞いてきた
こんな道の真ん中で転がって大丈夫な訳もないけれど信号はとっくに変わっていたので
なんとか起きてなんとか歩道に辿り着いた
その場から一刻も早く立ち去りたい一心だったが
少し歩くと身体中が痛かった
一体どんなウルトラCをかましたのか
幽体離脱ができたら客観的に見たかった
何故そんな日に買ったばかりのジーパンを
履いているのか
そういう運命だったのか
あの時住んでいた町では開くのが遅い自動ドアに
ぶち当たってバウンドしたりして
痛い思い出がいっぱい
多分町のせいではないけれど
この間久しぶりにその町の
その自動ドアのある店に入ったよ
店は変わっていて手動のドアになっていた
自動ドアをぶち壊すことにならなくて良かった
バウンドだけで済んだのだから
なんでこんな事を思い出したのかというと
バスハイクから夜に戻った母の夕食に
冷凍ご飯をレンジで温めたら
ふた口さん口あればいいと言うので
少量あたためた
あまりに少ない量だったので
餅のようになってしまった
午前4時 眠れないのでそれを思い出して
笑い声をあげてしまった、何回か
トイレに起きた母が「大丈夫?」とかけた言葉で
喚起された思い出
大丈夫じゃない